今回はココナラを副業にして、稼ぎたい人向けについて。稼ぐルートとしては主に二つ、一つは「自身が出品したサービスが購入される」、もう一つは「公開依頼に応募して購入される」があります。そして、今回紹介するのは後者のルートについてですね。
公開依頼とは、ココナラを利用するユーザーが、「イラストの制作をお願いしたいんだけど、誰に頼んでいいのか分からない」といった時に、掲示板のように依頼を掲載して依頼を受けてくれる人を探す方法になります。そして、公開依頼から購入されるためには自分で応募して、数ある応募者の中から自身を選んで購入してもらう必要があります。
そして、出品者の中には、公開依頼に応募しているんだけれど、なかなか購入してもらえない方もいるのではないでしょうか。今回は、そんな方のために、公開依頼で購入してもらうための工夫について紹介していきます。
そもそも一定数購入しない人がいる
出品者の方の中には、「ランクが低いから購入されない・評価件数が少ないから」と、考える人も多いのではないでしょうか。私の考え方としては、その辺はあんまり関係がありません。後ほど紹介する公開依頼の選び方が重要だったり、公開依頼を出しているくせに購入しない方もいるからです。
私はプラチナに上がって以降も、面白い依頼があったら公開依頼に積極的に提案したりするのですが、その時に「何人提案しているか・依頼を出した人のログイン時間・購入割合・購入回数」などは比較的気にしたりします。購入回数は多ければ多いほど、例え割合が低くても購入される可能性は残りますが、最終ログインが1日以上になる人は購入される可能性がほぼ0だからです。(普通なら、どんな人が提案してくれたか気になる所なのに、ログインして確認しようとしないという事は、自分が出した公開依頼に興味がない証拠ですからね)
なので、以下の条件に当てはまる人は、公開依頼に応募しても良いですが、そもそも購入される可能性が低いと考えてください。
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最終ログインが1日以上経過している
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そもそも評価件数が少ない
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趣味に関する依頼
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依頼内容の説明文が少ない
公開依頼の選び方も重要
続いては、公開依頼に提案する時に意識したい、どのような依頼者なら購入する可能性が高いかという点。もし収入のことを考えるなら、多少興味のない内容だったとしても、購入してくれる可能性の高い依頼者を探して提案した方が、効果的であると言えます。
購入される可能性の高い依頼者の特徴としては
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依頼内容の説明文が多い(日本語も比較的適切)
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文章中に感情を表現するマークを使用(びっくりマークなど)
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ビジネス目的・継続目的であること
文章中にびっくりマークなどを使用する、ポジティブで元気な印象を感じさせる文章を書く人は、積極的な姿勢で公開依頼に望んでいることが多いように感じます。ただ、この辺は自分との温度感の差もあるかもしれませんね。私は明るい感じでやり取りを行うため、同じように明るい文章を書く方にはウケが良いと言えますが、逆に感情表現を行わない依頼者の方は比較的冷めているといえるため、同じく冷めている方を選ぶか、もしくは結局購入しないという流れになるかもしれません。
また、YouTube用の動画編集や台本作成は、ビジネス目的でありココナラに依頼してくる理由(作業に時間がかかる)が明確であるため、購入する可能性が高いです。裏を返してみると、「これから〜を始めようと思うので」という方は、”結局やめました”となる場合も十分にあるため、購入されるが低くなりがちです。
これらの条件をもとに、購入される可能性の高い公開依頼を探してみてくださいね。
購入されるための工夫
ここまでは、提案する公開依頼の選び方や考え方について紹介してきましたが、続いては提案する公開依頼を決めたときに、どのような文章を書くと購入されやすいかという話。いかに自分をアピールするかという点にもつながってきますが、そのポイントを紹介していきます!
1.共感性を高める
私は常々共感性を意識して活動しているため、ここでも重要視したいポイントになります。共感性を高めるというのは、親近感を表現するとも言えます。例えば、依頼者が「ゲームに関する記事をお願いします」といった時に、”私も普段からよくゲームをしていて〜”とか”〜の〜こんな所が好きだったので、ぜひお手伝いさせて頂きたく”といった感じに、相手の感性と近い感性を自分も持っていることを、表現したりなどですね。自分が好きな事に相手も好きといってもらえて、嬉しくない人はいないと思いますから。
また、ビジネス的な固いやりとりだけではなく、こういったカジュアルな文章を混ぜることで、コミュニケーションの取りやすさを相手に感じさせることも大切です。特にココナラでは、コミュニケーションの取りやすいさが重視されがちなので、失礼に当たらない程度でカジュアルなやりとりはプラスに働きます(たまに、カジュアルすぎて「失礼な人でした」と評価されている人もいますが・・・)。
2.ポートフォリオを紹介する
続いては、自分が今までに制作してきたもの(ポートフォリオ)を参考として紹介すること。やはり依頼者も、提案してきた人がどんな制作物を納品できるのか、その一例を確認できた方が安心しやすいのは間違いありませんよね。
そして、このポートフォリオを紹介する上で、できれば相手の要望に近い制作物を紹介した方が良いと言えます。例えば、私であれば記事執筆の依頼を受けることが多いため、ゲーム記事の依頼を受けたら、過去に執筆したゲーム記事を。金融関係なら、過去に執筆した近しいジャンルとして投資系を。近いジャンルのポートフォリオを紹介した方が、自分の要望と比較して、イメージ通りなら頼みやすいですし、逆に全く違うジャンルだったり違う雰囲気のものを紹介してしまうと、「イメージと違うけど、大丈夫かな?」となってしまいます。
また、中にはまだポートフォリオと呼べるものが少ない方も、中にはいると思います。そういった方は、最初はクオリティチェックとして安価で提案する事をお勧めします。継続で依頼されることが前提になりますが、相手にとっても購入するハードルが下がりますし、コミュニケーションの取りやすさも感じてもらえます。
また、例え安価で提案した依頼が継続に繋がらなくても、評価件数につながったり、さらに自分の出品サービスが検索に表示されやすくなるきっかけにもなるため、決して無駄にはなりませんよ。
3.相手への配慮を明確にする
三つ目は、相手への配慮を明確にすること。例えば、相手の要望に合わせて金額を変化させたり、納期を早めたり、記事執筆であれば「どのようなポイントを中心に紹介したいですか?」と、より細かな内容を聞く姿勢を見せること。また、先ほどのクオリティチェックのために初回だけ安価で提案するのも、配慮の一部に当たります。
提案の中でも、そういった相手に配慮する姿勢を見せた方が、相手としても丁寧に仕事をしてくれる印象を感じて、頼みやすくなります。また、配慮する中で一例を提案してあげることも、大切な工夫になります。例えば、依頼者は基本的に安価で済ませたいと考える人が多いですが、その要望に対して「もし月◯件ご依頼頂けましたら、7割の料金でもお受けできますので、ぜひご検討くださいませ」といった感じですね。
(余談ですが、安易な安売りは基本的にNGです。しかし、足りない評価件数を増やしたり、多少単価が下がっても依頼総額が増えることが目的など、目的のある安売りは全然OKです。なので、先ほど紹介した一例も、一件あたりの単価は下がってしまいますが、時間に余裕があるのであれば、依頼総額を増やす選択肢として、私もよく使います)
まとめ
今回は公開依頼へ提案する際に、購入に繋げるための工夫について紹介していきました。基本的には、そこまで特別なテクニックや工夫などはありません。全て、ちょっとした考え方の工夫ややり方を変えただけの、ありふれた工夫ではあります。ただ、そのありふれた工夫が意外と頭から抜けてしまうことも非常に多いので、ぜひ積極的に活用してみてくださいね。