副業に活用しやすいココナラですが、2022年10月時点では手数料が22%発生するなど、売り上げに対して意外と手元に残りずらい印象はありませんか?それを踏まえて、頭に浮かびやすいのが「ココナラ外で取引したいな〜」という思いでしょう。

 

今回はそんな方に向けて、ココナラ外へ取引を誘導することについて、やり方や注意点についてご紹介していきます。

 

規約的には禁止+アカウント停止のリスク

まずは、この記事を読まれている方が、既に分かりきっている話から始めるのですが、ココナラでは外部メッセージツールへの誘導を原則禁止しています。それを許してしまうと、顧客をココナラで見つけて、取引は手数料の発生するココナラで行わずに、個人の方へ誘導しようとなるため、禁止するのは当然のことだと言えるでしょう。

 

それを踏まえた上で、仮に外部に誘導している事がバレた時、どのようなリスクがあるかというと、端的に言ってアカウント停止の可能性があります。このアカウント停止のリスクは、購入者は幾つでもアカウントを作れば良いのでダメージは小さいですが、出品者にとってはせっかく育てたアカウントが0になってしまうので、より大きなダメージを負うことになります。よって、購入者よりも出品者の方が、ココナラ外への誘導には注意する必要があります。

 

ただ、このアカウント停止のリスクですが、「バレたら一回でアウト」という訳ではありません。”どちらから話を持ちかけたか”という点にもよりますが、大体一回は警告が入ります。なので、2回目にバレた時はアカウント停止も覚悟した方が良いでしょう。

 

やり方を工夫すれば問題はない

ただ、この記事を読んでいる方は、そのリスクを承知で「なんとか誘導する方法はないか」もしくは「でも手数料高いしなぁ」と考えていることでしょう。私個人の経験では、やり方を考えれば極力リスクを小さくして誘導することは可能です。なので、続いてはそのポイントについて紹介していきましょう。

 

直接連絡先を書き込まない

まず大前提ですが、メッセージ欄やトークルーム内で、SNS等のIDを共有することは極力避けた方が良いでしょう。SNSの運用サービスなど業務に関することなら別ですが、運営側は割とメッセージのやり取りをチェックしています。そして、IDを教えただけでアウトなのか、誘導する文言をつけたらアウトなのか、そのラインが非常に曖昧です。なので、リスクを避けるならID等を共有するのも避けた方がいいといえます。

 

ファイルを共有してメッセージを送るのも微妙

以前、公開依頼を出している方に提案を送った時、「このファイルを読んでください!」みたいな返答を頂いた事があります。そのファイルはGoogleドキュメントで、「依頼内容についての話かな〜」と思って開いたら、チャットワークでの取引に誘導する旨が書かれていた事があります。

 

依頼者にとっても手数料5%が発生するため、積極的に外部へ誘導したいと考える方もいます。しかし、ココナラの運営もそれを把握しているため、不自然にメッセージのやり取りが途切れているものを見つけたら、共有されているファイルを確認する場合があります。なので、先ほどの私の体験談では、後から運営に以下の文章が届きました。

 

 

お客様のやりとりにおいて「チャットワークなど、ココナラ外の連絡手段を用いたやりとりを持ちかけられる行為」をシステムにて検知したためご連絡いたしました

 

 

なので、外部ツールでのやり取りを行っていないことを装うため、この時は「申し訳ありませんが・・・」という返答をメッセージ欄で行いましたが、この様に安直にファイルを送って誘導するのは避けた方が良いです。

 

また、この方法で厄介なのは、こう言った警告のメッセージは購入者の方ではなく、基本出品者の方に送られてくることです。先ほども挙げたように、アカウント停止されてより大きなダメージを受けるのは出品者ですからね。なので、購入者から誘導する旨を記載したファイルを共有された時は、とりあえずメッセージ上ではお断りする旨を送っておいた方が良いでしょう。

 

一番良いのはログインしないと見れない方法

私は記事執筆の依頼を受ける事が多いため、中には「WordPressにログインして直接入稿してください」と言われる場合が多いのですが、これを利用して私はココナラを通さない取引を持ちかける場合が多いです。WordPress(ブログを作るためのツール)は、専用のID・パスワードを入力しないと、中身を確認できないため、WordPress内に書かれたメッセージも確認される心配がないからですね。

 

ちなみに、WordPressにログインするためのURL・ID・Passは、トークルームで購入者から共有されているため、運営はログインしようと思ったらできる状態にあります。しかし、この取引上においては、購入者と出品者がログインするためのものであるため、運営がログインした場合は不正アクセスとなります。なので、リスクは限りなく小さいと言えるでしょう。また、もし万全を期したい場合は、自分がログインした後パスワードを変更しておけば、確実にみられる心配はありません。

 

あと、確実かどうかは分かりませんが、ビデオチャットの機能でカメラ越しにLINEのQRコードを写し、購入者側で友達追加を送ってもらったこともあります。これがもしシステムによってやり取りをチェックされていたらアウトでしたが、おそらく人の目によるチェックなので、ビデオチャット上のやり取りはほぼ確認されないと言っても過言ではないでしょう。なので、ビデオチャットを利用される場合は、カメラ越しにQRコードを見せたり、チャットワークのIDを口頭で伝えるのも、選択肢としてはありだといえます。

 

ココナラ外で取引する時の注意点

ここまで外部取引へ誘導するための方法について紹介してきましたが、仮に誘導はうまくいっても、注意するべき点はあります。なので、続いてはその注意点について紹介します。

 

信頼できる相手を選ぶ

一つ目は、取引を管理してくれるココナラがなくなるため、途中で連絡が途切れてしまったら、それを回復する方法がないこと。なので、納品したサービスに対して、費用が支払われない可能性も十分にあり得ます。この点を考慮して、外部に誘導する相手は、ココナラ上で何回か取引した事があり、かつ信頼できる人を選びましょう。

 

信頼できる相手というのは、取引の目的やメッセージの雰囲気である程度わかります。例えば、継続の依頼をビジネスに用いる目的で依頼をくれる人は、支払う金額を減らすよりも、安定して仕事を進めることを重視するため、比較的安心できるといえます。

 

トラブルに注意する

また、仮に相手が信頼できる相手だったとしても、修正回数や支払い料金によってすれ違いが起きる可能性がないとはいえません。ココナラ上の取引であれば、先に明記した条件が優先されるため、それを踏まえてココナラ運営が対処してくれますが、外部取引ではそうもいきません。

 

外部取引においては、自分と相手がお互いに譲り合う事が大事なので、自分の意見だけを主張してはいけません。また、仮に自分ばかり譲っていて、相手は意見の主張ばかりしてくるのであれば、さっさと取引するのをやめてしまいましょう。仮に納品した後でまだ支払われていないとしても、そんな相手と喧嘩する方が疲れてしまいますから。

 

まとめ

今回は、ココナラ外におけるやりとりのポイントについてご紹介していきました。

 

自分から持ちかける時も、相手から持ちかけてくる時も、基本的には出品者がリスクを背負うことになるので、今回紹介した運営にバレにくい方法をぜひ参考にしてみてくださいね。