コロナ-私の思う医療崩壊とは | 絵本作家×看護師×振付師 友弥.(TOMOMI)の Official Blog

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医療崩壊についてどう思うか?というご質問がきたのでとりあえず私の意見。

この質問者さんは、私が看護師で、大学病院のICUに長期間勤務していた経歴を知っていての質問をした様子。

私、絵描きのイメージと踊ってるイメージ強いみたいだけど、看護師さんよ。

とは言っても、今回ここで発言するのは、看護師や医療者の大半の意見としての発言じゃなく、あくまでも、私個人の意見なので、信じるとか信じないとかじゃなく、「へー、そういう考えもあるのね」くらいで読んでいただけると良いかも。

まずね、医療崩壊と、いう言葉を聞いて、一般の方々が、コロナ感染者の為に確保しているベッド数と、コロナ感染患者を照らし合わせてその差を医療崩壊と思っていたり、

病院の稼働状態をニュースで聞いて医療崩壊と想像しているようだけど、私的にはそこよりももっと違うところが重要かと。

私的には、医療崩壊もうしてるでしょ!なんだよね。

現場はとっくの前に戦場だと思う。

それは、濃厚接触になるとかならないとかじゃなくて、国が確保すると言っている病床は、果たして感染管理面からして、十分か不十分かと言えば、全く持って不十分だと思うよ。

何度もいうようだけど、私個人の意見ね。

国が確保するというのは単なるベッド数で、状態に適した管理のできる病室とは違うのではないだろうか。

感染者って通常陰圧のお部屋で収容するの。

正確にいうと、空気感染する感染症の場合だから、確かにコロナは空気感染ではないのでそこまで必要ないかもしれない。

ただ、未知のものに対して接するときは、万全で対応すべきだと思うのね。

現に、テレビで見るコロナ感染患者様と接する時の医療者の服装は、私が空気感染の疾患をもっていた患者様に接していた時より何倍も防護してる。

もし私が、まだ未知のことが多いコロナに感染した患者様をICUで観ることになったら、たとえ医師が空気感染しないからと陰圧必要なしって言っても、

いつもの看護師の時の私なら、喧嘩をしてでも陰圧可能な部屋に収容する。

さてここで考えてもらいたいのが、果たして、感染症指定病院以外の病院が、用途に合わせて陰圧にできる部屋をいくつ持っていると思う?

ここなんです。

国が確保するといっている病床数は、ただの個室、または、コロナ患者様だけ収容された部屋。

普通の部屋を、いきなり陰陽圧変換可能な部屋には出来ないんです。

何度もいいます。私個人の意見です。 (どうしてここで行ったのかと言えば、空気感染がなければそれでもOKなので、確かに問題ないんです。) 医療でできる最大の感染対策出来ることが、私は医療崩壊じゃない状態だと思っています。

だから、その環境を提供することが可能な部屋と、そういった状態の患者様、時には人工呼吸器も装着され、その機械の管理までできる看護師や医師で観れる人達で提供できる対策なのではないかなと。

それが整えられていない今の状態は、医療崩壊以外の何者ではないのかなと。

部屋なり人なり、どちらかでも足りなかったら、それはもう、私的には医療崩壊なのかなと。

不十分な環境で、一通りの一般以上の知識はあるものの専門分野じゃない医療者の医療、それだけでも戦場なのに、戦う敵は未知の生物。

医療崩壊なんてとっくになってるでしょうって想像してます。




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