馴染みの飲食店でパートしていた私。
開店準備で三階の業務用冷蔵庫から下味を付けている大きな缶から大きなタッパーへ分けてその一つを持ち動きました。

すると滑ってハデに転んだ!
「素材は???」大丈夫!
一階へ降りていくと店長が「とみさん!すごい音したけど大丈夫ですか???」と聞いてくれました。

「しりもちついたけど大丈夫!」と仕事を続けました。

こんな時期に生理が始まってしまいました。

10年以上ひどい「月経前症候群」で悩み婦人科に通い治療で低用量ピルを服用していました。

ただ一旦服用を止めましょうとのことで止めることになりました。

血圧も上がり血栓が出来やすいかもとのことで近くの総合病院の脳のCTを撮ってもらいました。

結果は異常なし。
父が脳梗塞で左半身麻痺だったので心配だったのでホッとしたのを覚えています。

ピルを止めてから久しぶりの普通の生理。
「え?」
二度見するほどの大出血…
久しぶりだから???
ピルやめたばかりだから???

しかもこの頃には仕事が終わるとソファーでぐったりでした。
家族は前からだよ、と言っていたので元からただぐうたらだったのかもしれませんチュー

でもでも半端ない出血!
主人のトロくんに「大人用リハビリパンツ買ってきて」とお布団から出られず頼みました。

仕事に行って帰ってお布団になだれ込む。
起きるのはトイレの時だけ。

一緒にお風呂に入った長女が
「痣すごいよ!!!」とビックリ!

そりゃそうだわ~
ハデに転んだもの…

私にとってサインに気づけなかったのは
①たまたま転倒して痣が出来ていたこと
②たまたま久しぶりの普通の生理が始まったこと

この二つは非常にアンラッキーでした。

痣、出血となれば白血病を疑うのに十分なワードでした。

そして10/31仕事へ。
店長が
「とみさん!顔色真っ白です!今日は休んで下さい!」と言ってくれたので
「明日健診だから今日はゆっくり休むね」と帰宅しました。

「トロくん、明日の健診タクシーで行ってもいい?出来たら連れて行ってくれる?」とお願いしました。

健診センターの入り口で行ってきます…とエレベーターに乗り受付をして検査着に着替えたところまではぼんやり覚えています。

次のシーンはイスに座って受付の方が「大丈夫ですか?大きな病院に行きましょう」と一緒のタクシーに乗っていたところ。

着いたところはCT検査してもらった総合病院。
順番は覚えていませんが気がつけば車いすでトロくんに電話をしていました。

救急外来に行ったらしいのです。どこから受付の方からトロくんに替わったのか分かりませんが検査室で骨髄穿刺をしてドクターから「血液疾患の可能性が高いです」と言われたそうです。

痛いと言われる骨髄穿刺。全く覚えていません。
その後何となくドクターに「何でも話して下さい」と伝えた記憶はあります。

トロくん曰わく「とみは冷静に聞き対応していた」そうです。

2017/11/1急性前骨髄性白血病と診断されました。