現在、朝6時49分。

 

作業所通所のために家を出るのがだいたい8時30分だから、あと1時間40分家で時間を過ごすことになるのだが、特にすることが無い。

テレビは、NHKも民放もニュースを中心とした情報番組をやっているが、どうでもいい内容が多く見る気がしない。

ネットのニュースサイトも早朝のこの時間はまだ新しい記事が挙がってこない。

読みたい本も無いし、聴きたい音楽も無いし、やりたいゲームも無い。

何もすることが無い。

 

仕方なく8:15に目覚まし時計のアラームをセットして布団に寝転がった。

 

寝転がっていて、「今日はどんな一日になるかな?」とふと思った。

とはいっても、期待や希望でわくわくと胸躍らせて、という訳ではない。

楽しいことがあったり、いい意味での驚くことがあったり、そういう期待も無い。

なぜなら、今は、何も無い一日がずっと続く時間の中にいる、そう思っているから。

日々過ごしている今の生活には何も期待できない。

 

それでも、朝目覚める度に不安と恐怖にもがき苦しみ落胆していたかつての日々とは違う。

 

わくわくして一日の始まりを迎える。

そんな日々を夢見て、そんな日々に向かって、今の生活とは違う生活へ。

自分の意思で、自分の行動で。