体験期間を含めて2年4カ月に及んだ【生活訓練】の障害者サービス利用が終了した。
8月からは、作業所への通所が週5日となる。
週5日の作業所通所が始まるのを前にして、約2年の通所を経た今思うことは、「早くここも卒業しなければならない。」。
どんなに真面目に精一杯作業に取り組もうが、だらだらといい加減に作業をこなそうが、200円の時給は変わらない。
この部分で、利用者さんの作業への取り組み方に違いや差が生まれる。
私は作業所での作業を、【就労継続支援】という障害者サービスの趣旨通りに、<就労に向けての訓練>だと思って真摯に取り組んでいる。
最後まで、飽きずに、集中力を落とさずに、作業能率を落とさずにやり切る。
ミスをせず不良品を出さずに自分ができる最大の作業量を達成し更新することを常に意識して作業を行っている。
しかし、利用者さんの中には、デイサービスのレクリエーションであるかのようにただの時間つぶし感覚でだらだらとやっていたり、隣の席の利用者さんとおしゃべりをしながらやっていたり、いい加減なやり方でやっていたり、という人もけっこういる。
病気や障害の程度が重くて就労が困難な利用者さんはそれも仕方ないことだとも思うが、本人の意識の問題で就労に結びつかない、或いは、定着しない、という利用者さんもけっこういるように感じられる。
時給200円で得られる工賃はたかが知れている金額で、作業所を利用している利用者さんたちは生活保護や障害年金が主な収入である。そういう面でも、作業所の作業に真面目に取り組む意義や意味といったものが希薄になるのだろう。
作業所のこういう側面に居心地の良さを感じてしまうことを恐れる。
慣れてしまうことを恐れる。
長居してはいけないと思う。
就労を目指す意識を更に強めていかなければならない。