19時半過ぎに家を出て、駅前のスーパー『西友』に買い物に行って帰ってきた。

 

夜風が気持ちよかった。

 

いや、「気持ちよかった。」という表現よりも、「心地よかった。」という表現の方がぴったりしている。

 

昨日の夜風は少しひんやりと感じられたが、今日の夜風はちょうどいい塩梅。

生ぬるく感じる手前のちょうどいい温度だった。

 

帰り道、そんないい塩梅の夜風に吹かれて心地良さを感じながら、私はささやかな<幸福感>のようなものを感じていた。

 

それは、「うつ病」の症状が重かった時期には感じることが出来なかった<幸福感>。

外出する気力を失っていて家に閉じこもっていたなら、今日のようないい塩梅の夜風を体で感じる事はできなかった。

 

とても喜ばしいことだ。

 

「<楽しい>と感じる事が何も無い。」

そんな毎日だけれど、ささやかな<幸福感>は得られるのだなぁ。

<楽しい>という感覚とは別のものではあるけど、<幸福感>は得られるのだなぁ。

 

本当に、ささやかなものではあるけれど。