作詞・作曲「河島英五」氏の「生きてりゃいいさ」。

 

約30年前に初めて聴いてからずっと好きな曲。

時々ふと脳内再生されてきた。

 

でも、精神的に苦しい日々が続き、「うつ病」となり、自殺未遂をし、その後約10年の自宅療養をしていたこの15年くらいの間、「生きてりゃいいさ。」とは思えなかった。

 

自ら命を絶つ人たちは「生きてりゃいいさ。」と思えないから「死にたい。」と思い死んでしまうのだろう。

「生きてりゃいいさ。」と思うことができないくらいの<絶望>というものが、ある。

 

そんな<絶望>を持ってしまった人にはこの歌は響かないのかもしれない。

それでも、少し心がくじけてしまったり、少し元気を失ってしまったり、迷ってしまったり、という人たちにとっては、優しく力強いメッセージになる歌だと思う。

 

私の脳内でこの歌が再び再生されるようになったことは喜ばしいことだ。

 

生きてりゃいいさ 生きてりゃいいさ

そうさ 生きてりゃいいのさ

喜びも 悲しみも 立ち止まりはしない

巡り巡って行くのさ

 

まだ、この歌詞の言葉に強く共感できるまでには至っていないけれど。

 

今はただ、「生きてりゃいいさ。」と思う。

「そうさ、生きてりゃいいのさ。」と。