・腹式呼吸
・胸式呼吸(逆腹式呼吸)
・足芯呼吸
・片鼻呼吸
・ヒーリング呼吸法
・禅呼吸法
呼吸と言っても非常に奥が深く、目的によって違います。
例えば、「胸式呼吸」の場合は、筋肉が緊張した状態を作り出すことができます。
具体的には腹横筋を刺激することができるので、横隔膜とその周辺のインナーマッスルも刺激して、筋力アップに繋がる呼吸法です。
アスリートのトレーニングですと、横隔膜ダンベルと呼ばれる「パワーブリーズ」という器材が有名で、B'zの稲葉さんも使っていると言われているのが、一番負荷のかかる「スポーツタイプ」のものですね。
一方、ヨガなどの腹式呼吸は、リラックス状態になるための呼吸法なので、筋肉の緊張というよりは、リラックス効果の最大値を狙っていくアプローチです。
Web mixs.でもメインとなっているのは、この腹式呼吸ですね!
※腹式呼吸とダイナミック(細胞活性)ストレッチを組み合わせたもの
個人的には心地よいかどうかの身体のフィーリングに従えば良いと考えているので、正しいか、正しくないか、方法云々は関係なく、結果的に(腹式呼吸であれば)リラックスできていれば、それでOKというスタンスです。
ただ、きちんとした呼吸法があるのであれば知りたい!
という人も中にはいるかと思います。
そこで参考になる呼吸法を今日はシェアしたいと思います。(自分に合っているかどうかはやってみればすぐにわかる)
慣れるまで若干、秒数がややこしいかもしれませんがすぐに慣れます。
▼4・7・8呼吸法
アメリカ、アリゾナ州立大学にAndrew Weilという白髭のおじさん(健康医学研究者、医学博士)がいます。
彼が提唱する呼吸法が、
『4・7・8呼吸法』
という呼吸法です。
効果としては、
深い呼吸が副交感神経の働きを向上させ、リラックス効果をもたらす、というものです。
4・7・8というのは、呼吸の秒数のことで、
適当な数字というわけではなく、
“きちんと研究された数字の組み合わせ”
が4秒、7秒、8秒なのだそうです。
では、実際にやってみましょう!
▼4・7・8呼吸法の実践
○4・7・8呼吸法 準備編:
STEP1:口から完全に息を吐ききる
STEP2:舌の先を「上の歯の裏側」と「歯茎の境目」当たりに軽くつける
STEP3:「フーッ」という音とともに口から息をゆっくり、十分に吐き出す
※これで準備完了!
○4・7・8呼吸法の実践:
STEP4:口を閉じて鼻から静かに息を吸いながら4秒数える
STEP5:息を止め、そのまま7秒数える
STEP6:「フーッ」と口から息を吐ききりながら、8秒数える。
後はSTEP4~6を以上をくり返す。
目安は1サイクルとして4回。
慣れてきたらサイクル数を増やしていく。
これで、副交感神経系を静めて、
リラックス効果を得られるのだそうです。
ポイントは呼吸にかける比率で
・4秒、鼻から吸い込み
・7秒、呼吸をストップ
・8秒、口から吐き切る
これを守るように、とのことです。
・眠れない夜
・大事な会議、プレゼンの前に
・感情的になりそうな時に…
使ってみるとよいかもしれません。
ちなみに、人はストレスを感じると、口から呼吸をしてしまうそうです。
『口は吐く場所、鼻から吸う』
この部分は忘れないように、です。
詳しくは、以下のサイト(Andrew Weilさんの動画解説)
http://www.drweil.com/drw/u/VDR00112/The-4-7-8-Breath-Benefits-and-Demonstration.html
でも話しているので、英語がわからなくても、動作でわかるかと思います。
予防学(または休息法)としての呼吸法。
覚えておくと何かと役に立つと思います。