初日の予算委員会では財政制約から硬直した予算編成や行革について多くの指摘があった。
栗山委員の質疑で、我々議会も予算や事業の要望だけでなく、削減案もパッケージにして提案すべきだとの話があったが、私も同感である。

 私の課題認識はインフラ・箱物コストと介護・医療費の上昇をどう抑制していくかということだ。昨年の本会議ではインフラ・箱物コストの削減の観点から質疑したので、今回は介護・医療費の削減の観点から、以下4問を設定した。キーワードは健康寿命の延伸です。


 1 兵庫県健康増進計画の評価と今後の取り組み方針 
昨年7月に、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための指針が示された。
いわゆる、健康日本21の第二次版である。高齢化社会による介護・医療費の増大が進む中で、これからの10年間にわたって取り組んでいく非常に重要な指針であり、それに対応して兵庫県健康増進計画の次期計画の策定も最終段階に入っていると思う。

 北浜委員の質疑でPDCAはどの部局がしているのかという指摘があった。我々議会もその一翼を担っていると思う。そこで、これまでの本計画のCとA、評価・改善をさせていただきます。


→質問
・本年3月で12か年計画が終了する、兵庫県健康増進計画の取り組みをどう評価しているのか。
・110指標のうち約1/3が悪化となったが、その主な指標と要因分析は。
また、今後の計画にどのように生かすのか伺う。



次はPDCAのP、計画です。

→質問

・新しい兵庫県健康づくり推進実施計画をどのような取り組み方針で策定
・地域の実情を踏まえ、兵庫県の独自の課題や取り組み。



コメント:
計画の達成状況を定量的にチェックされると、どうしても次の計画策定の目標が甘くなる、ハードルを低くしたいというインセンティブが働く。その誘惑に負けずに、高い目標を持って計画を策定し、実現を目指して頂きたいと思います。