「要約」 性的マイノリティの教育現場での取り組み
・性の自覚は思春期で形成される一方で8割は学校で習っていない。文科省の指導要領に無。
・教職員も小学校教員で約4割、中学校教員で約6割が生徒の本問題に対応できず。
・いじめ被害は6割、自殺リスク6倍。アメリカ10代の自殺の3割は性的マイノリティ。
→質問
・性的マイノリティに関する県下学校での課題認識、教育・教職員への研修の実施方針。



                以下、本文




次に、教職員や児童・生徒への理解など教育現場での取り組みについてお尋ねします。 


この性的マイノリティの問題をどのように解決していくのか?最も大切な対応策は正確な知識を広く、啓発することだと考えます。更に、人格の形成の早い段階が望ましく、それはすなわち教育現場における取り組みが必要であるということです。


内閣府の人権擁護に関する世論調査でも、性的指向・性同一性障害者に関する問題としてトップに挙げられているのは理解不足です。
岡山大学が行った性同一性障害に関する調査によると、自分の性への違和感を自覚したのは、大半が小学生までであり、4人に1人が不登校を経験し、5人に1人が自傷・自殺未遂を経験しているとのことです。

唯でさえ、非常に多感で悩み多い時期である思春期において、子供たちが自身の性的指向について更に思い悩み、時として追いつめられてしまう実態が想像できるかと思います。
にもかかわらず、先ほどの調査によると、学校で同性愛について一切習っていないが78.5%、習っている場合でも、異常なものとして習っている生徒が3.9%、その他否定的情報として習っている生徒が10.7%と、全体で93%以上となっており、教育の遅れが露呈した調査結果もあります。となっています
結果として、ホモやオカマといった言葉によるいじめ被害を受けた生徒の割合は約6割にも上っていることからも、性的マイノリティに関する正確な知識が子供たちに伝わっていないことが偏見となり、イジメにつながり、その後の社会生活や人生にも大きく影響していることが考えられます。


更には、日々、子供たちと接する教職員の方たちについても同様に対応が遅れています。
岡山県内の小中学校では24%が性別に違和感を持つ子供に接した経験を有しながらも、小学校教員で約38%、中学校教員で約63%がそれに対応できなかったと回答しています。おそらく本県においても、それほど大きな差はないと思われます。


そこで、教育長にお尋ねします。わが兵庫県下の教育現場において、性的マイノリティの児童・生徒に対する対応について、どのように行っているのか、また、児童・生徒に対する教育、教職員に対する研修はどのようになされているのか、今後の方針も含めてお伺いいたします。