「県立粒子線医療センターとは
・陽子線と重粒子線の2種類の粒子線を使用する世界唯一の施設として、事業費280億円を投入。
・03年度の一般診療の開始以来、これまで4000人以上の治療を行うなど、世界でも高度で専門的ながん治療。
・2010年度には685人、開設以来初の単年度の黒字決算が達成。

「更なる改善の必要性」
・黒字化達成で終わりではない。
・更なる改善とは、運営時間の延長や休日診療の開始による受入人数の拡大とメディカルツーリズムへの活用。
・建物や医療機器の減価償却費やメンテナンスなどが大きく、更なる収益改善のためには機器の利用率の向上、すなわち利用者数の増大が特に必要。
・県内及び国内の患者を優先して受け入れるのが前提で、空き時間には外国から受け入れも重要。

「更なる改善のために必要なこと」
・専門人材の採用と早期の育成、マーケティング活動及びJCIの認証取得。
・放射線系の専門医の不足が受入人数拡大のボトルネック。
・医療機関評価を行うJCIの認証取得による海外マーケティングの強化が必要。
・JCIは、医療施設がグローバルスタンダードである証明、欧米ではJCI認証が医療保険の支払い対象の適否。

「質問」
そこで、更なる収益の改善をめざし、人材の早期育成を含め粒子線医療センターの受入人数の拡大に向けてどのように取り組んでいくのか、粒子医療センターをはじめとしたメディカルツーリズムのへの取り組みと併せて当局のご所見をお伺いします。