「小さいおうち」 | おばちゃんの独り言だべさ

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「小さいおうち」

中島 京子
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元女中のタキが、自身の回想録を元に、かつて奉公していた「赤い三角屋根の小さいおうち」に住んでいた平井家のことを顧みながら、ある「密やかな恋愛」について回顧する物語。
1930年代から1940年代前半、つまり昭和初期から次第に戦況が悪化していく中、東京の中流家庭の生活が描かれている。



この作品は、直木賞受賞作で映画化もされ、黒木華さんがベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した事でも話題になった作品です。
ですから読みながら私の頭の中では松たか子さん、黒木華さんが見事に演じてくれていました
実は映画はまだ見ていません。
ぜひ映画を観て、原作との違いを感じてみたいと思います😁😁

原作はタキさんの語りで書かれているので、すんなりと分かりやすく読み進めました。
戦争の描き方が面白かったですね。
戦中でありながら暗いイメージはあまりなくて、勝戦セールや二・二六事件を女中の武勇伝で語ったり…
ラストも良かったですねぇ
読み終わった後にタキさんの気持ちがなんとなくわかって、切なさが…
私は面白かったです🤗