川崎港に来ています。貨物はソーダアッシュ(炭酸ナトリウム)。
専用船(その貨物だけのために積出港と荷揚港を行き来する船のこと)になります。
揚げ切ったら5年目の定期検査のためドックに向かいます。
5年の間に船体も大分錆が出てきてます。きれいにしてもらいましょう。
今回は新人のおばちゃんの研修を兼ねてます。
おばちゃんっていってもこぐよりだいぶ下だけども…。
ん~、どういうHNにするかな?元国際宅配便の仕事してたから、宅配便でいいか?(笑)
宅配便はベトナム船員の配乗を担当することが多いです。
必然、意思疎通が難しいんで、現場で英語教育の現状確認も今回の仕事ですね。
乗船前にインタビューしたけれど、一等航海士はだいぶ向上したように思いました。
機関部も思ったよりレベルは上かなぁと。
問題は部員さんの方ですね。一番下っ端のメスマンって呼ばれる給仕員は、ダメダメレベルです。
さてこれをどうやって育てるか?を考えるのが宅配便の仕事です。がんばれ~。
こぐは、気が短いから、育てるより、自分がベトナム語覚えちゃった方が早い!って思うタイプなので。
(それじゃ何の解決にもならない)
いつものとおりミーティングです。
フィリピン人が乗ってる重量物船より大きいから、メスルーム(食堂)も広いです。
手前にいるのが、船長と機関長。海事大学時代からの同期生です。
コロナの時は、交代ができなくて21か月乗ってた、下船したら子供が小学生から中学生になってたっていってました。
今回はこぐはオブザーバーなんで、一歩下がって宅配便がやることを見てます。
でも昨日は、船内巡視やるのに3時間以上かかったなぁ。酔いどれの時は2時間で済んだんだが…。
乗組員を育てるのも大事だけど、自分が船のことを知るのも努力しないといけないな。
とはいえ、全く畑違いの人が船のことを学ぶのは、それはもう大変なことではあるんですけどね。
機器類だけじゃなく、膨大な書類や規則も覚えないといけないですから(もちろん英語で書いてあるし)。
宅配便はしょっちゅう酔いどれに怒られてるけど(3歳くらい年上のはずだけど)、
酔いどれのレベルになるのはちょっと無理だろうから、人並みにできるように頑張ればいいと思います。
こぐも、なるべく直接手を出さないように、手助けすることを心がけます。
午前中で下船、宅配便は配乗代理店と丸の内で打ち合わせがあるそうです。
こぐは都内の船主のところに行きますよぉ。夕方からは怪獣の相手だわ…。ヽ(´Д`;)ノアゥア...



