望郷 | こぐーの我楽多日記

こぐーの我楽多日記

雨にも負けて、風にも負ける。東に行って迷走し、西に戻って混乱する。ヽ(´Д`;)ノアゥア...

子供の頃は一日は短いけど、一年は長かったんですよね。

いまは一年は短いのに一日は長い‥。

 

距離もそうでした。

中学出てから全寮制男子校で暮らしてたんですが、

みんな、休暇まであと何日かって話ばかりしてた気がします。

一番遠い人は稚内から来てました。

お金はないけど時間はあるので、家まで二日かけて帰ってました。

こぐは上野行きの夜行急行に乗るんですが、9時間くらいかかりました。

寮から家までだと半日。(笑)

まだ常磐線や高崎線が東京までいってなかったんですね。新幹線もなかったし。

 

下級生が始発の金沢駅まで行って、ボックス席を取ってくるんです。

夜行急行には寝台車も連結されてましたが、一度しか乗ったことありません。

ボックス席で雑魚寝、っていうか酒盛り?(今だったら全員補導されますね。笑)

これが片道1時間くらいで、とても長い気がしてましたが、いまは1時間の乗車って短い気がします。

直江津、長野、大宮と、次々同窓生が降りていきます。

こぐは終点の上野から更に横浜に向かうわけですね。

 

子供の頃は、身体のケガをしてもすぐ治るけど、

心のケガはなかなか治らないっていうのもその頃知りました。

いまは、身体のケガは治りが遅いんですが、

心のケガはすぐ治ります。っていうか心にケガなんか負わない。≧∇≦ブハハハハハ

 

上の画像は、その学校にいた頃見ていた景色です。

 

我十五独立此浜

聴波音床想外国

 

十五にして我

この浜に立ちて独り

波の音を聴きて床(ゆか)しく

外国(とつくに)を想へり

 

男ばかり500人の寮の部屋で、当時作った愚作です。≧∇≦ブハハハハハ