お盆は電話が来ないからいいな | こぐーの我楽多日記

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雨にも負けて、風にも負ける。東に行って迷走し、西に戻って混乱する。ヽ(´Д`;)ノアゥア...

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と思っていたが、船からは来るのだった。普通に。


荷役中に、クレーンがバーティカルラダーのステージをぶっ壊したと連絡あり。
いわゆるSTEVEDORE DAMAGE(荷役損傷)って奴だわ。
まあ、いろんなところを壊してくれるもんなんだよね。動かしている機械もでかいからね。
ハンドレールとか、甲板に穴あけちゃったりとか、ひどいのは荷物を海に落としちゃったりとか。
得てして、インドとか、南アメリカとか、いかにも的な国でのことが多い。
でも日本でもある。そして必ず言い訳をして、自分はやってないという。
おまえがやったんじゃぁ!としっかり抗議をしないと泣き寝入りって事になるんで要注意。


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それはそれとして、壊れたものは治さなきゃいけない。
荷役人夫の会社に出港までに治させるっていうのも手。
でも大概は金で片をつける。その金額も、なんとなく曖昧だったりする。
だから傭船社を間に立てて、交渉することが多い。
傭船社が被ってることも多いと思う。隣の国なんか埒rあかないし。


んで、結局は乗組員が治す。作業手当てなんかは修理資材と一緒に払ってもらう。
とはいえ、なかなか修理も容易じゃないことがあったり。
例えば、このステージ、実はこれ、船底から15mくらいの高さにある。
荷物の石炭がまだ入っているから、簡単そうに見えるけど、
実際には、はしごを組んで修理しなけりゃならない。
壊れた部分を溶断して、新しいパイプを溶接して、塗装して。
その時間、本来やるべき仕事ができなくなる。
困ったことなのだね。