
子供の頃に近所の公園で、泥団子作りをした。
スーパーカー消しゴムも面白かったけど、泥団子も面白いんだな。
結構小学校高学年になるまでやってた気がする。
泥団子ができたら、それを別の泥団子の上に落として、最後まで割れなかったのが勝ち、みたいな。
時代は流れて平成になって、いまや泥団子は進化したらしい。
こぐたちが作っていたような、ひたすら硬さを競うものではなく、
色だとかぴかぴか度を競うもんだそうな。おまけにそれを作るための本まで出てるとは!
ところで、うちの上の小僧は保育士の卵なんだけど、毎日宿題を持ち帰ってくる。
大学でも宿題ってあるんだね?
先日は軍手にフェルトでデコレーションして、キャラクター軍手を作るっていう宿題だった。
奴は、おつむはそこそこなのだが、想像力がない上に、えらく不器用で、
料理もできないが、手芸もできない。
自分でもそのことをよくわかっていて、速攻で下の小僧に頼んでいた。
片手ずつ一緒に作っていたが、おそろいとは思えないもんができてたぞ。
昨日は子供の遊び方って感じのテーマを画用紙にサインペンと色鉛筆で描いてた。
これまた下の小僧が仕上げてた。こぐが、陰影がない、と指摘したら。
下の小僧はおつむが空なため、陰影という言葉がわからないので、上の小僧が説明していた。
というか、お前が自分で描けや。
で、今日は学校から戻り次第、一緒にこぐ実家のそばの公園に行くらしい。
そのテーマが、ぴかぴかの泥団子を作ることなんだそうな。
上の小僧が下の小僧に相談したら、それだったらあの公園の土が一番いい、ということになったらしい。
まあ歩いても20分くらいだからな。
こぐもちょっと興味があるが(というか内緒で作ってみたこともあるんだが)、
あれは、さらさらの土がないとダメなんだ。雲母なんかが混じってると作りにくいし。
一度土を焼いたらいいかもしれないが、そういう科学的なことはたぶん奴らの頭にはないな。
それにしても、上の小僧はちゃんと保育士になれるのか?ピアノが得意で子供が好きっていうだけじゃなぁ。
好きなタイプの子供にも偏りがあるし、結構陰険だし。笑いながら子供ををつねるタイプだな。
けど17歳と19歳(だったか??)の小僧どもが、午後の公園で泥団子作ってたら、近所の子供ひくだろうなぁ・・・。