
オリンピック決まったみたいね。
国内でも意見はいろいろあると思うけど、喜んでもいいかなって思うわ。
その分しっかりと、対策も取らないとね。
10年くらい前に海外事業の一環で、アジア諸国の政治家と付き合ってた事あるけど、
愛・地球博の時だったかな、とある政治家がこういったよ。
なぜ、日本は2度もテイクオフできたのか?って。
1度目は明治維新の事だね。
200数カ国に分かれていた国が短期間で一つになり、列強に対抗できるようになったこと。
2度目は昭和の敗戦後の事だわ。
あっという間に高度成長を成し遂げたこと。
いずれも、日本人の勤勉さを取り上げることが多いけど、それだけじゃないと思うわ。
単一民族国家(大まかに見れば)であったとか、独立した孤島だったとか、
そういうのも、一つの理由であったかもしれないけれど、もっと違うものがあったんじゃないかなぁ。
商船学校時代、友人に聞かれたことがある。
お前だったら、奥羽越列藩側と薩長側とどちらの人間になりたいか?と。
こぐは、会津がいいから、奥羽越列藩だと含まれないなぁ?って笑ってごまかしたけど、
とっても難しい質問なのだ。
先人たちは、各々の境遇の中で、呻吟思考し、各々の立場で戦ったのだと思うんだね。
それを、こちらが正しい、こちらは正しくない、というのは、安易には言えないと思うんだわ。
日本人の判官贔屓では、北が悲劇の国々っていうことになるんだろうけども。
これは、先の大戦でも同じことが言えるのかもしれないなぁ。
暑さが過ぎて、210日の季節となり、大風もやってくる。
ここ近年はGlobal wormingの影響か、異常気象ともいえる状況だよね。
前にも書いたけど、昭和29年9月26日、異常な速さで日本を縦断した台風によって、
6隻の青函連絡船が沈没した。
その結果、タイタニックに次ぐ遭難者数を数えてしまった。
士官の何人かは、こぐの学校の先輩になるらしい。
2005年10月、練習帆船が、それこそこぐの母校の目と鼻の先で遭難した。
こぐは、これじゃなくて初代の方に乗ったんだけど、
士官教育をする実習船でさえ、判断を誤り遭難してしまうということに、
非常に驚いた記憶がある。
閑話休題、熱さが過ぎようとしているけれど、
浮かれてばかりいないで、本腰入れて計画し、対応しなければならないね。
1船長の判断誤りは、大きな損害を出すけれど、
1国の宰相の判断誤りは、とてつもないものになるのだから。