こんな感じでございます。
寒いどころじゃなく、痛い、でありますが、
それもだんだん過ぎて、感覚なくなってまいります。
凍傷って、こうやってなるんだろうなぁ、って思いました。
そもそも、海水ってのは塩分を含んでいるわけですので、凍らないのですね。
北極の氷ってのも、舐めてみてもしょっぱくないそうです。
水分だけが凍ってるからですね。（でも少量の塩分は含まれてると思うけど）
南極の氷は、大陸棚から海に流失したものなんでしょうねぇ。
三等航海士の頃、冬季にドーバー海峡を抜けて、
スウェーデンからアイスランドまで行ったときに流氷を見ましたが、
しまいに氷に囲まれて、動けなくなりましたね。
氷が動くまで、しばらくそこに居ました。
こんななんで、外で船体を見てると、
せいぜい30分くらいしかこぐはもちません。
何しろジャケットとか持って行ってないからね。
作業着の下に着ぶくれしてるだけですから。
そうすると、手袋してても、手がこんなことになるわけです。
わかるかな？
指先の感覚がない状態ですね。
あと、お風呂から上がった時のように、なぜか手の皮がシワシワになります。
この後、あったまってくると、皮が突っ張って、更に痒くなってきます。
血液が流れ出すからですね。
あと、腕時計ね。
この部分が寒気にさらされて、何しろ金属なもんで熱伝導がいいんですね。
手首が冷え切るのですよ。だから、腕時計外して仕事することにしました。
こぐは、指輪をしない人なので（独身と間違われるようにしてるわけじゃないのよ）、
同じ理屈で指が冷えることはないですが、乗組員は、指も冷えるっていってました。
手袋してるのにねぇ。
次は大連ですが、もっと寒いでしょうね。
んでもって、なんとなく、月末に、また上海入りしなきゃならなそうな雰囲気が・・・・