
いま、そこを親水公園にしようって工事してるんだわ。
もともと何の変哲もない川で、いい方悪いけどドブ川みたいなもんだけどさ。
鯉とか、亀に鴨、サギなんかもいる川なんだよね。
それは、決してそういうのが住めるきれいな環境っていう意味じゃなくて、
彼らも、ここの他に、行くところがないっていう感じで住んでるんじゃないかなって、
こぐは思ってたんだけどね。
こぐの親なんかが子供の頃は、大雨になると、よく氾濫してたらしいよ。
水路を作ってからは、それもなくなったらしいんだけどね。
でも、どう見ても、遊ぼうって気持ちになる川じゃないんだわ。
自転車とか、ごみとか落ちてるしさ。
親水公園にすることで、そういうものが捨てられにくくする環境を作る、
みんなの美化意識を高めると同時に、もっと川に親しんでほしいっていう、
まるで役所的なお題目をそのまま実現させると考えているのなら、
これもありかもしれない。
でも、うがった目を持ったこぐには、
どう考えても、公共の名を借りた税金の無駄遣いにしか思えないんだけどなぁ。
そこで遊んでた子たちがいて、危険だから整備するってのとは違うんだしさ。
環境整備っていう大義名分は、実際は環境破壊であることって、
よくあるような気がするよね。
画像は春先になると桜が満開になる、その川での写真なんだけど、
桜が咲くのは、その公園作ってる場所から大分離れてるんだよ、なんでかねぇ。