
重松の本を読んでて思ったんだけどさ、
大人の世界の音楽を感じたのは、どんな曲かって話ね。
重松さんはユーミンがそうだったらしい。こぐはサザンとかかな?
親がテレビの歌番組を見ることを許してくれなかったんで、
小学校から中学校の時のこぐにとって馴染みの音楽ってのは、
ヘビメタかパンク、もしくは軍歌か寮歌って感じで、ものすごく偏ったもんだったのね。
何しろ、今でいうJポップ?歌謡曲ってのを全く知らないわけ。
それがさ、林間学校に行くことになって、バスレクで歌謡曲を歌うってことになったのね。
世の中ではベストテンとかトップテンって番組やってて、
ジャニーズなんかもたのきんが全盛の時でさ。
クラスにお節介な子がいてね、こぐに歌謡曲を教え込むって言い張るのよ。
Sさんていうんだけど、以前書いた記事に出てくる子なんだけどね。
http://blogs.yahoo.co.jp/tomkitajp/45145403.html
それもさ、学級会の時に、今度の林間学校のバスレクで歌謡曲を歌うって決めてから、
その学級会の最中に、確かこぐは歌謡曲を知らないはず、これは大問題だ!なんていいだしてさ、
たかが一人のクラスメートのことなんかほっておきゃいいじゃん?歌えなくたって別にいいじゃん?
でも、彼女は学級会の1時間のほとんどを、そのことを力説して費やしたんだよね。
他の子たち呆れてたと思うよ?
で、自分が歌を教えるのかと思いきや、あたしは忙しい、ってことで、
正昭君って子にそれを厳命したわけね。Sさんと同じ小学校出身ってことと、こぐと比較的仲良かったからかな。
彼は、まさあきっていうんだけど、まあ、読んだとおり、しょうしょう、ってみんなに呼ばれてたよ。(((*≧艸≦)ププ
しょうしょうは、なんで俺が?といいつつも、やる気のないこぐに、休み時間熱心に歌謡曲を教え込んだな。
ちなみにこの結果、生まれて初めて覚えた歌謡曲は、ニンジン娘だったのだ。ん~、どうなんだろ。
それから、ハイティーンブギを教え込まれて、もうそれ以上は覚えられんかった。
かくしてこぐは、この2曲をもって林間学校の間中を乗り切ったわけね。
Sさんは、こぐは、2曲しか歌えん!といいつつ、こればっかりみんなに歌わせたから、
みんなはさぞ迷惑だったろうなぁ。
ん~Sさんは、なんだったんだろ?
林間学校自体のことは、ほとんど覚えてないなけど、
歌謡曲を覚えさせられたことは、もう忘れられない思い出だな。
みんなの、大人の世界の音楽って、なんだったかな?