憧れ

浜田省吾　I am a father

初めて浜省を聞いたのは、塀の中の１年生の時だった。
同じクラスのＩ君がうまくもないギター弾きながらよく歌ってた。

彼は、既にその必要はないのに、祖国の同世代の若者と同じ道を歩むといって、
兵役に行ってしまった。３世だったのか４世だったのかは知らないけど、
彼なりに思うところがあったんだと思う。

いま考えると国立の学校にしては洒落たことをしたもんだ。
門戸は広く開いていたんだろう。

あの頃、確かに夢見る少年だったのだと思う。
この道を歩むことを決めたのは小学生の時だけど、
いま自分の子に、将来を決めろってのは無理なんだろうな。

家を離れていることも多いけど、
こういう風にあれたらいいなと思うよ。