
船に乗ったことはあっても、構造についてはあまり見てないと思うけど、
普通、一番後ろの部分:船尾(舟偏に尾って書いて「とも」っていうのね)には、
国旗:船籍国の旗を掲げてあるよね。
気づいてないかもしれないけど、日本の港で見る船は、
大きな船はほとんど、日本の旗は掲げてないよ。
便宜地籍船っていって、税金の安い国の船籍にしてるからだね。
パナマなんかが多いかな。
なかには、海がない国なのに、船籍国なんて国もあるんだからね。
で、前のほう:船首(舟偏に首って書いて「おもて」っていうのね)にも、
やっぱり旗竿があるんだよね。
タイタニックで、有名なあのシーンの場所ね。
これは、船主(会社)の旗を掲げる旗竿なんだわ。
この旗竿のことを、英語でジャック、って言うんだよね。
(これまた、タイタニックみたいでしょ。主人公はジャックとローズだもんね?)
かって、世界の海洋王国といえば、スペインだったり、ポルトガルだったり、したけどさ、
結局トラファルガーってところの戦いでイギリスが大勝利してさ、
それからは、海はイギリス、の時代になったのね。
(この戦いのあった場所、海図を見ると、沈船のマークだらけになってるよ)
さて、イギリスは、王室が船主(またはスポンサー)っていう船が多かったので、
船首の旗竿にもイギリス国旗を掲げていたんだよね。
ジャックに掲げたユニオン(連合王国だから)の旗だから、
イギリス国旗は、ユニオンジャックって呼ばれるようになったわけなんだわ。
ついでに、イギリスでは、商船や軍艦といった、船の種類によって、船尾に掲げる旗を変えているのね。
船首と、船尾が同じ旗じゃ、なんとなくおかしいからね。
軍艦旗は白地に国旗を、商船旗は赤字に国旗を描いたものが使われてるよ。
旗って、いろいろ言い伝えや、使われ方があるから、
興味があったら、調べてみてね。
あ、こぐに聞くのも可ですわ。あははは