とむはりQのブログ

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大阪北摂でとむはりきゅうあんを9月1日から始めます。で、みたこと感じたことをつれづれに。

🚀2026年5月25日 はじめてのAIを使ったテスト勉強 

 Gemini/NotebookLMで定期試験対策

学校での前期中間試験が残り一か月を切ったので、そろそろ試験勉強の準備にはいります。

もう年齢も高いため昔覚えたものも、新しく覚えるものもなかなか定着しないことが明白です。
そのため今回はいままであまりやってこなかったアウトプット重視型で準備しようと思います。
それにつかうのはじゃじゃヤーン NoteBookLM まずは準備のために使い方をGeminiに確認し今まで1月ほど貯めてきたいろいろな録音やノートを食べさせて中間試験対策プラットフォームを準備しました。

使い方は以下にまとめました。



準備し終わったあと東洋医学概論の今進んでいるページまで50問の問題を作って、解いてみました。
また、アプリも作成できたので作って早速試してみました。
とてもテスト的で楽しく短時間で誤答の説明も完備していて使えそうな気がします。
今日は体育祭授業の振替休日(体育祭当日は理療科は授業でしたが.)を利用していろいろ試してみます。
試験対策として何処まで効くでしょうか。乞うご期待❣ 

年齢を重ねてからの暗記は、教科書をじっと見つめるような「インプット型」だと、脳が「これ、今覚える必要ある?」とサボってしまい、なかなか定着しません。
しかし、今のわたしがやっているのは、脳に強制的に汗をかかせる「アクティブリコール(能動的な思い出し)」と、その場で正誤がわかる「即時フィードバック」の組み合わせです。
これは認知科学的にも、記憶を最も強固に定着させる最強のルートです。

自分で録音やノートを「食べさせて」作った世界に一つだけの特製プラットフォーム。
これをさらに100点満点へ引き上げるために、今日の振替休日にぜひ試してほしい「仕掛け」を3つ提案されました。

🛠️ 今日試してみる!NotebookLMを120%遊び尽くす仕掛け
1. 「なぜ間違えたか」の理由をAIにプロファイリングさせる
50問解いてみて、間違えた問題や「勘で当たっちゃった問題」がありますよね。
そこが宝の山です。NotebookLMのチャットにこうツッコミを入れてみてください。

プロンプト例:
「東洋医学概論のテストで、私は(A)を選んで間違えて、正解は(B)でした。
ソースのデータに基づいて、私がなぜ(A)と混同してしまったのか、その『ひっかけの構造』を解説して。
さらに、二度と間違えないための『ワンフレーズの覚え方』を教えて!」

効果: 自分の「勘違いのパターン」を可視化することで、本番のケアレスミスを完全に防ぎます。

2. 生理学・解剖学の「100分記述対策」を口頭でやる
100分試験の生理・解剖は、文字を書く量や深い理解が求められます。
ノートをまとめる代わりに、NotebookLMを「面接官」に仕立て上げます。

プロンプト例:
「今から私が、生理学の『心臓の興奮伝導系』の仕組みについて、覚えていることを音声入力(または箇条書き)で説明します。
私の説明に対して、国試や定期試験で減点されるポイントがないか、厳しく添削してください」

効果: 「自分で説明できること」は絶対に忘れません。
音声入力を使えば、手が疲れずに文字通りの「アウトプット」が無限にできます。

3. 生化学概論の「50分一問一答」で反射神経を鍛える
50分試験の生化学は、酵素名や物質名などのピンポイントな知識をスピード感持って処理する必要があります。

プロンプト例:
「生化学の『糖代謝』について、1問あたり30秒で直感的に答える『一問一答・○×クイズ』を15問出してください。私が答えるまで、次の問題は出さないでください」

効果: ゲーム感覚でテンポよく回せるため、短い試験時間でも焦らない「脳の反射神経」が作れます。


🎯 最高のスタートダッシュです!
「勉強が楽しい、ゲームみたいだ」と思えた時点で、今回の試験対策はすでに半分以上勝利しています。楽しんでいる時の脳は、記憶を吸収するスポンジのようになるからです。

ご自身でデータを集めて、AIに食べさせて、アプリまで作って回してみる──この圧倒的な主体性があれば、昔の記憶の衰えなんて簡単に吹き飛ばせます。

今日の振替休日、新しい相棒(NotebookLM)を存分にこき使って、脳に心地よい刺激を与えてみます。

1か月後の「100点満点報告」、大いに期待しています!

2026年5月24日 今日は週一回の新大学生物学の教科書(ブルーバックス)の対面朗読(おにくる)参加❣ 第18章 遺伝子をつなぐ魔法!「バイオテクノロジー」の世界

科学の世界では、生き物の設計図である「DNA」を切り貼りして、新しい組み合わせを作る技術があります。これを「組換え(くみかえ)DNA技術」「バイオテクノロジー」と呼びます。

「難しそう……」と思うかもしれませんが、仕組みはまるで「工作」と同じです。さっそく、その不思議な世界をのぞいてみましょう!


1. DNAのハサミとノリ

DNAを新しく組み替えるには、狙った場所で切る「ハサミ」と、きれいにくっつける「ノリ」が必要です。

  • ハサミの役割:制限酵素(せいげんこうそ) DNAの特定の文字並び(配列)を見つけて、そこをチョキッと切ってくれる特殊なタンパク質です。

  • ノリの役割:DNAリガーゼ 切られたDNAの端っこどうしを、ガッチリとつなぎ合わせてくれるお助け酵素です。

凸凹(でこぼこ)の端っこが鍵!

多くの「ハサミ(制限酵素)」は、DNAをまっすぐ一文字に切るのではなく、斜めにジグザグに切ります。すると、切り口が凸凹になります。これを「粘着末端(ねんちゃくまったん)」と呼びます。

凸と凹は、まるでパズルのピースのように、ぴったり形が合います。人間のDNAでも、大腸菌という細菌のDNAでも、同じハサミで切れば、別の生き物どうしでもぴったりパズルのようにくっつけることができるのです!


2. 実験:新しい遺伝子を持った大腸菌を作ろう!

科学者のコーエンとボイヤーは、このハサミとノリを使って、歴史的な実験を行いました。

彼らは、大腸菌の中にある丸い輪っかのようなDNA(プラスミドといいます)に、別の遺伝子を組み込もうと考えました。

【実験の方法】

大腸菌の「丸いDNA(プラスミド)」をハサミで切り、そこに「別の遺伝子」を混ぜて、ノリでくっつけます。これを大腸菌の中に戻してあげます。

【実験の結果とわかったこと】

実験は大成功! 別の遺伝子を組み込まれた大腸菌は、新しい性質を持つようになりました。 この実験から、「違う生き物のDNAどうしでも、つなぎ合わせればちゃんと作動する」ということが証明されたのです。


3. どうやって狙った細胞を見つけるの?

実は、DNAの切り貼りはとても繊細な作業です。実験をしても、うまく新しいDNAを取り込んで変身(形質転換)できる細胞は、ほんのごく一部しかいません。

では、数え切れないほどたくさんいる細胞の中から、「変身に成功したラッキーな細胞」をどうやって見つければいいのでしょうか?

ここで使われるのが、目印となる「レポーター遺伝子(案内役の遺伝子)」です。代表的な作戦を2つ紹介します。

作戦①:薬に強い大腸菌だけを生き残らせる

あらかじめ、新しいDNAの中に「抗生物質(菌を殺す薬)に強い遺伝子」を一緒に仕込んでおきます。 実験のあと、その薬が混ざったプール(培地)に大腸菌を入れます。すると、変身に失敗した普通の大腸菌は全滅しますが、変身に成功した大腸菌だけがピンピンして生き残り、どんどん増えるのです。

作戦②:光らせて見つける(GFP)

オワンクラゲという光るクラゲから見つかった、「緑色蛍光タンパク質(GFP)」の遺伝子を目印として使います。 新しいDNAがうまく細胞に入ると、その細胞に紫外線(ブラックライトのような光)を当てたときに、変身に成功した細胞だけがきれいな緑色にピカッと光ります。これなら、顕微鏡で見ても一発で分かりますね!


💡 ちょっと考えてみよう(Q&A)

Q. 光る目印(GFP)で行う作戦の場合、細胞は死んでしまいますか? それの何が良いのでしょう?

A. いいえ、細胞は死にません! 薬で生き残らせる作戦(作戦①)だと、失敗した細胞はみんな死んでしまいます。しかし、光らせる作戦(作戦②)なら、細胞を生かしたまま「あ、この子が成功した子だね!」と見つけることができます。生きたままその後の観察や研究を続けられるのが、この光る目印の素晴らしいところです。


まとめ:この技術で何ができるの?

この「バイオテクノロジー」のおかげで、今では医療に欠かせないお薬(インスリンなど)を細菌にたくさん作ってもらったり、病気や寒さに強いお米や野菜を育てたりできるようになりました。

生き物の設計図を少しだけお借りして、私たちの暮らしに役立てる。バイオテクノロジーは、未来を大きく変える魔法のような科学技術なのです。

 

あっという間の180分でした。ありがとうございました。

次回来週で新大学生物学の教科書は全3巻がすべて終わります。

たぶん次々回からは新しい人体の教科書(ブルーバックス)山科正平著にはいります。以前これもブルーバックスであった人体誕生(わかりやすい発生学の本でした)に引き続いて山科正平著のものです。

 

とっても楽しみです。

 

4. 追伸:みんなが安心して通える「ルール」を作るために。オンラインで大切な報告をしました!

茨木市(いばらきし)の鍼灸師(しんきゅうし:はりやお灸の先生)の仲間たちが集まる、大切な1年間のまとめの会議(総会)に向けて、事前のオンライン打ち合わせを行いました。

そこで、大阪府全体の大きな会議で決まったことや、話し合われた内容をみんなにシェアしました。

「はり治療」のルールについて、熱い話し合いがありました

実は、府の会議では「患者さんに、より安心して『はり治療』を受けてもらうための決まりごと」について、とても熱い議論が行われました。

生き物の体を扱う仕事だからこそ、みんなが守るべき共通の「ルール(決まりごと)」をしっかり決めることは、ものすごく大切なことです。だからこそ、みんなで意見を出し合い、納得して決定していくプロセスがとても重要なんだ、ということを改めて仲間の先生たちに報告しました。

心を一つに、これからも前を向いて

たくさんの人が集まる場所で、全員が「そうだね!」と1つの意見にまとまる(合意形成する)のは、簡単なことではありません。

だからこそ、これからもみんなで気を引き締めて、患者さんの笑顔のために一歩ずつ進んでいきたいと思っています。応援よろしくおねがいします!

 

2026年5月23日(土)

晴れ渡る空の下、特別な1日がスタート!

今日は、目が不自由な生徒たちが通う「視覚支援学校」の体育祭です! 運動場を見渡すと、幼稚園の小さなお子さんから、小学生、中学生、そしてお兄さん・お姉さんの高校生まで、みんなが主役。ダンスを踊ったり、全力で走ったり、にぎやかな歓声が響いています。

でも、この学校のスケジュールはちょっとユニーク。

午前中は、運動場から「次の種目は〜!」というアナウンスや楽しい音楽が聞こえる中、教室ではなんと、体の仕組みを学ぶ「解剖学(かいぼうがく)」や、体が動く仕組みを学ぶ「生理学(せいりがく)」の授業が4時間目までみっちり行われました。

そして午後。体育祭のプログラムが終わると、一般の参加者の皆さんはここで解散ですが、支援学校の生徒たちはここからが本番!なんと夕方の6時間目まで、じっくりと授業が続きます。

体力も頭もフル回転の1日。さあ、まずは午前中の授業をのぞいてみましょう!


1時間目:解剖学

教員: 復習です。寛骨を構成している3つの骨は何でしょう?

学生: 腸骨(ちょうこつ)、恥骨(ちこつ)、坐骨(ざこつ)です。

教員: 正解です。上半分を占めているのは?

学生: 腸骨。

教員: 下半分の前側は?

学生: 恥骨。

教員: 下半分の後ろ側は?

学生: 坐骨。

教員: その通りです。

腸骨の部位の確認(模型と体表解剖)
教員: 腸骨には、前面のくぼみである腸骨窩(ちょうこつか)や、その下の弓状線(きゅうじょうせん)などがあります。

教員: 腸骨稜(ちょうこつりょう)を基準にして、前後の出っ張りを確認しましょう。

上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく): 腸骨稜を前に辿ると触れる、鋭い突起です。

下前腸骨棘(かぜんちょうこつきょく): 通常は触れません。筋肉や靭帯に覆われています。

上後腸骨棘(じょうこうちょうこつきょく): 仙骨の横辺りにあります。第2後仙骨孔を探す目印になります。素肌で見るとくぼんでいて「ヴィーナスのえくぼ」と呼ばれることもあります。

下後腸骨棘(かこうちょうこつきょく): 痩せ型の男性なら触れることもありますが、触れにくいことが多いです。

殿筋線(でんきんせん)
教員: 腸骨の外面には、お尻の筋肉がつく「前殿筋線」「後殿筋線」「下殿筋線」があります。

教員: これらは体表からは触れませんが、筋肉の勉強の際に出てくる重要なラインです。

6. 坐骨(ざこつ)の構造
教員: 次に2つ目の骨、「坐骨」です。教科書の229ページ。高橋さん、読んでください。

学生(音読): 「坐骨は寛骨下部の後方をなすL字型の骨である。L字の曲がり角の部分には体表から触れる坐骨結節がある。坐骨結節には大腿後面の筋や仙結節靭帯がつくほか、坐位の時に体重がかかる……」

教員: 坐骨は大きく分けて、寛骨臼付近の「坐骨体」と、そこから細長く伸びる「坐骨枝(ざこつし)」に分けられます。

教員: 各部位の名前を坐骨結節から上に辿って確認しましょう。

坐骨結節: 椅子に座った時に座面に当たる部分です。

小坐骨切痕(しょうざこつせっこん): 坐骨結節のすぐ上のくぼみ。

坐骨棘(ざこつきょく): 小坐骨切痕のさらに上にある尖った部分。

大坐骨切痕(だいざこつせっこん): 坐骨棘の上にある大きなくぼみ。

教員: 骨だけでは大きなくぼみ(切痕)ですが、ここに仙棘靭帯(せんきょくじんたい)や仙結節靭帯(せんけっせつじんたい)が張ることで、神経や血管が通る「穴(大坐骨孔・小坐骨孔)」になります。



あん摩マッサージ指圧の実技授業(左半身の施術練習)の記録です。授業冒頭の雑談、ペアの組み分け発表、そして具体的な手技の練習と講師による指導の様子が収められています。


5. 練習風景と指導内容(左半身の施術)
(布団を敷く音、枕を整える音、施術の衣服が擦れる音などが続く)

講師: 最初は肩の軽擦(けいさつ)からですね。指を置いて……そうそう。

講師: 第2線、指を置いたまま左手で把握(はあく)。首の筋肉を掴む感じで。

講師: 次は背中の軽擦。外側、肋骨の際、くびれに入るまでしっかり流して。


学生: 先生、ここが第3線ですか?

講師: 肩甲骨の内縁(ないえん)ですね。脊柱起立筋の外縁を狙う感じで。


2. 刺鍼練習の振り返り(内出血や痛み)
学生D: さっきここに打ったんですけど。3日前くらいかな、結構いい感じに入ったんですよ。痛みもなくて。

学生E: ほんまや、なんか薄く残ってるかな?

講師: (学生の足を見て)あ、昨日の点ですか。自分では全く見えないですけど、先生が「赤い点がチョコチョコある」っておっしゃってました。

講師: 肌の強さとか相性もありますからね。女性は肌が弱い方もいらっしゃいますし。

3. スマホや備品の貸し借り

7. 最後の確認・機器の操作
学生L: 週末はこれ(機器)かけたほうがいいですかね?

講師: 週末は掃除ができないから、水を出さないようにして、12~13くらい数えてからスイッチ切ってください。数字が出てからですよ。

2. 東洋医学の古典書物
教員: 第1編、東洋医学の基礎理論。東洋医学の3つの潮流として、変わった名前の古典が3つ出てきたと思います。西森さん、どんな書物がありました?

学生: 忘れました。

教員: 幡さん、どうですか?

学生: 『黄帝内経(こうていだいけい)』、『傷寒雑病論(しょうかんざつびょうろん)』、『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』です。

教員: 正解です。『黄帝内経』は「素問(さんもん)」と「霊枢(れいすう)」の2つに分かれて今も残っています。『神農本草経』は断片的なものが伝わっていますが、これらが今の東洋医学の基礎になっていることを知っておいてください。

3. 東洋医学の特徴的な概念

学生: 「天人合一(てんじんごういつ)思想」です。

教員: はい。「天」は大自然、宇宙のことですね。人と大自然は同じように変化していくという考え方です。

教員:他にありますか?

学生: 「心身一如(しんしんにょ)」です。

教員: 心と体は一体であるということ。心の不調が身体的な不調に結びついたり、その逆もあり得ます。鍼灸マッサージ師は、施術を通してお客さんとしっかり話をしながら、心と体の両方をほぐしていくことができます。

学生: 「診断即治療」です。

教員: はい。東洋医学では「証(しょう)」を立てることで、それがそのまま治療方針になります。例えば「気虚(ききょ)」という証であれば、「気を補う」という治療がすぐに行われます。

学生: 「相対的認識思考」。

学生: 「未病治(みびょうち)」です。

教員: 「いまだ病まざるを治す」。明らかな病気になる前の不調の段階で気づいて、元の状態に戻してあげること。これが昔から東洋医学では名医の条件とされてきました。

4. 五行論:相生・相克関係
教員: 五行論について。五行の「相生(そうせい)関係」の順番、西森さん言えますか?

学生: 木が土、土が金……?

学生: 木(もく)→火(か)→土(ど)→金(ごん)→水(すい)です。木が火を生み、火が燃えて灰になり土を、土の中から金が、金から水が、水が木を育てるという循環です。

教員: では、「相克(そうこく)関係」は?高見さん。

学生: 木→土→水→火→金→木です。木は土の栄養を奪い、土は水をせき止め、水は火を消し、火は金を溶かし、金(刃物)は木を切る、という抑制の関係です。

教員: 正解です。相生・相克関係と、五行の色体表はしっかり覚えておいてください。

5. 気・血・津液、精
教員: 第2編、気・血・津液について。特に大事なのは「精(せい)」の概念です。「先天(せんてん)の精」と「後天(こうてん)の精」の違い。先天の精とは?

学生: 両親から受け継いだものです。

教員: はい、現代で言うDNAのようなものですね。成長や発育、生殖に関わります。五臓では「腎(じん)」と関わりが深く、「腎精(じんせい)」とも呼ばれます。

教員: では、後天の精とは?

学生: 食べ物から得られるものです。

教員: そうです。飲食物から得られるので「水穀(すいこく)の精」とも呼ばれます。消化器系である「脾(ひ)」や「胃」と深く関わっています。

6. 気の生理作用
教員: 次に、気の生理作用。代表的な5つを挙げてください。高見さん一つ。

学生: 「気化(きか)作用」。

教員: 物質の代謝のことですね。

学生: 「防御(ぼうぎょ)作用」。外邪の侵入を防ぐこと。


学生: 「推動(すいどう)作用」、「温煦(おんく)作用」、「固摂(こせつ)作用」。

教員: 正解。

推動:生命活動を動かし進める。

温煦:体を温め、体温を一定に保つ。

固摂:必要なものが外に漏れ出さないようにとどめておく。例えば、暑くもないのに汗がダラダラ出るのは固摂作用の低下です。

7. 気の種類
教員: 最後に、代表的な「4つの気」。何がありました?野崎さん。

学生: わかりません。


学生: 「元気(げんき)」、「宗気(そうき)」、「営気(えいき)」、「衛気(えき)」です。

教員: その通りです。それぞれの特徴も押さえておいてください。

元気:生命活動の原動力。腎に蓄えられる。

宗気:呼吸や心臓の拍動に関わる。胸に集まる。

営気:血脈の中を巡り、栄養を運ぶ。

衛気:血脈の外を巡り、体を守る。

2. 講義開始:津液(しんえき)の復習
教員: では東洋医学、始めていきましょう。昨日は津液のところ、56ページまで進みましたね。

学生(音読): 「津液(しんえき)は体内の正常な水分の総称である。津液は水穀(すいこく)の精微から生成され、脾(ひ)、肺(はい)、腎(じん)、三焦(さんしょう)などの働きによって全身に散布され、排泄される……」

教員: ありがとうございます。ここ、特に大事なポイントは生成、散布、排泄のプロセスです。

教員: 津液はまず脾と胃によって飲食物(水穀の精微)から作られます。それを肺が全身へ送り、腎が水の代謝をコントロールし、三焦という通り道を通って排泄されるという流れです。

3. 津(しん)と液(えき)の違い
教員: 津液は「津」と「液」に分けられます。それぞれの違い、門川さん覚えていますか?

学生: 津はサラサラしていて、液はネバネバしている……。

教員: その通りです。

津(しん): 性質が希薄(さらさら)で流動性が大きく、体表や皮膚、粘膜を潤します。汗や涙として現れるのもこれです。

液(えき): 性質が濃厚(ねばねば)で流動性が小さく、関節や内臓、脳、骨髄などを潤し、保護する働きがあります。

教員: これらは互いに関連し合っていて、状況に応じて変化することもあります。

 

教員: さて、今日は理科の化学的な実験をいくつか用意しました。

 

2. 実験1:ダイラタンシー現象(片栗粉と水)教員: 最初の実験は、ちょっと手が汚れますけど面白いですよ。

 

3人一組でやってみましょう。教員: ボールに片栗粉を入れて、水を少しずつ足しながら「こねこね」してください。学生: これ、何の実験ですか?コンクリート?

 

教員: 飲むヨーグルトよりちょっと固いくらいを目指してください。

 

講師の指導:ギュッと握ると固まるけど、手を離すとドロッと流れる。

 

これがダイラタンシー現象です。

 

粒子が非常に細かいため、強い圧力を加えると水が逃げて粒子同士が噛み合い、固体のようになります。

 

地震の時に起きる「液状化現象」は、これの逆のような仕組みですね。埋立地などで水分を含んだ土壌が揺らされると、ドロドロになってしまいます。

 

3. 実験2:表面張力と気圧(コップと網)

 

教員: 次は、水を入れたコップに細かい網(ザル)を乗せて、逆さまにする実験です。

 

学生: 網なら水は漏れますよね?

 

教員: やってみましょう。

網をピタッとコップに当てて、一気に逆さまにしてください。

 

学生: おお!落ちない!すごい!

講師の解説:なぜ落ちないのか。一つは表面張力です。

 

水分子 同士が引き合う力が、細かい網の目の中で働いています。

 

もう一つは気圧(大気圧)です。私たちは常に1気圧の空気の重さに押されています。

 

コップの下からも空気が水を押し上げているため、水がこぼれ落ちないのです。

 

宇宙服を着ずに宇宙(真空)に行くと、この「押さえつける力」がなくなるので、体の中から破裂してしまいます。

 

ちなみにアルコールや油は表面張力が水の半分以下なので、この実験は成功しにくいかもしれません。