路線バス乗務日記【2013 年01月08日】 | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

~各種データ編~
■乗務年月日および曜日
2013年01月08日(火曜日)
■天候
晴れ
■勤怠種別
本務
※【出勤】本務=本来の勤務、変番=勤務内容変更、変出=振替出勤、増務=時間外、公出=公休出勤(休日出勤)
※【休み】公休=休日、変休=振替休日、年休=年次有給休暇、計年=計画年休、特休=特別休暇、有休=その他の各種有給休暇
※【明け】深夜明け=深夜(急行)バスに乗務した翌日の勤務(仕業により乗務が有る場合と無い場合が有ります)
■本日走行距離
約98.1km
■本年累積走行距離
約659.3km
■走行距離記録開始(2009年01月01日)から本日までの累積走行距離
約83399.1Km
※上記の『本日走行距離』と『本年累積走行距離』は運転士が乗務中に携行する起終点や主要停留所の発車および通過時刻・注意箇所等が記された時刻表(事業者によって運行指示書・運行時間表・スタフ・スターフ等と呼び名は異なる)やトリップメーターを使用したデータを元に算出されている数値の為、実際の走行距離とは異なる場合がございます。また、『走行距離記録開始(2009年01月01日)からの累積走行距離』は文字通り、あくまでも2009年01月01日からの累積走行距離であり、入社・研修・配属・路線教習・独車を経てから2008年12月31日までのほぼ正確な記録が無く含んでいない為、自身が実際にバスで走行している距離とは大きく異なります。また、契約輸送の距離は含む時と含まない時が有ります。
■道路混雑状況【特に印象に残った内容を記載】
15時頃に原因不明の断続的渋滞有り
■車内混雑状況【特に印象に残った内容を記載】
朝のラッシュ終了後に多客乗車有り
■事故(車両・運行・営業)・苦情の有無【有りの場合は内容を可能な限り記載】
無し
■乗務車両(型式)/車名(メーカー)/長さ(大きさ)/前ドアのステップ数/【特記事項が有る場合は記載】
①KL-HR1JNEE/曰野/ナロー/ノンステップ
②PKG-MP35UK/三菱/短尺/ワンステップ
■車両に関する異状の有無【有りの場合は内容を可能な限り記載】
異状無し
■燃料給油の有無【有りの場合は給油量も記載】 ※給油量の数値は小数点以下を四捨五入しています。
有り【一本目入庫後52L、二本目入庫後44L】
■運行状況の異状の有無【有りの場合は早出庫(本来の時刻より早く出庫すること)および入庫遅れ(本来の時刻より遅く入庫すること)や増強(周回数の増回)・欠行(周回数の減回)・代走(欠行者の代わりに走ること)・出庫種別の変更などの内容を可能な限り記載】
異状無し
■遺失物の有無【有りの場合は拾得時刻や品名を可能な限り記載】
無し
■出庫時刻(通常出庫・乗務員交代の為の出庫・予備勤務や会議等の開始する始業時刻)
06時43分
■入庫時刻(通常入庫・乗務員交代後の入庫・予備勤務や会議等が終了する終業時刻)
17時03分
※出庫時刻(通常出庫・乗務員交代の為の出庫・予備勤務や会議等の開始する始業時刻)から入庫時刻(通常入庫・乗務員交代後の入庫・予備勤務や会議等が終了する終業時刻)までの間には中休が最大で二回含まれている場合がございます。また、乗務の他に予備勤務では営業所の車庫内において後退誘導・車庫整理(車両移動を含む)や車両交換・増便対応(待機や代走も含む)・車検回送・バス停清掃・バス停にダイヤ改正後の時刻表やお知らせを添付する・最寄りの警察署に遺失物を届ける等の他にも事務所内で簡単な事務作業をしたりとバスを運転するという業務以外の幅広い仕事をしている場合がございます。
■勤務時間(増務・変番が有った時間は一部の準備整理時間等を含まない場合有り。加算・減算後。)
9時間29分
■増務時間(増務・変番が有った場合は一部の準備整理時間等を含まない場合有り/上記の勤務時間外)
00時間05分
■拘束時間(増務・変番が有った場合は一部の準備整理時間等を含まない場合有り。加算・減算後。)
10時間50分
※出庫前には出庫前点検を行う為の準備整理時間が、入庫後には入庫後点検や乗務内容等を提出書類に記入する為の入庫処理時間がハンドル時間(運転している間だけの時間)とは別に給与発生時間として付与されている為、勤務時間は実際の乗務時間とは異なります。また、増務時間には通常のダイヤ単位による増務は勿論の事、変番や居残りにより勤務時間が延びた事による増務や増務扱いのダイヤや早出庫や入庫遅れ時間も含む事とします。【重要】準備整理時間付与基準の詳細を把握しきれていないので上記時間は若干の誤差が生じる場合が有るのであくまでも参考程度となります。
■中休の回数
1回
■自己採点【五段階評価】
不良☆☆☆★☆優良
※不良側に★が有るほど不良を示し、優良側に★が有るほど優良を示しています。
■点数実績【デジタルタコグラフのデータを引用】
一本目:84点/100点(安全運転点数:42点/50点 経済運転点数:42点/50点)
二本目:83点/100点(安全運転点数:41点/50点 経済運転点数:42点/50点)

~乗務内容編~
■表題
良い意味で裏切られた朝ラッシュ
■本文
◆一本目(3時間38分)
出庫点呼を受けバスへ向かった後で忘れ物に気付いて点呼執行所付近に戻ったので出庫遅れしちゃうという先急ぎから輪止めを外し忘れて発進してしまいました(^o^;)前にかけていた輪止めをタイヤで噛んでしまい後退したりと余計に時間がかかってしまいました(^o^;)
本日、主に運行する路線とは異なる路線の区間便を運行する為に某所へ回送出庫しました。まだ先急ぎを捨てきれず某所に逆に早く到着すると…自車の3分前に発車する前車がバス停に着けて発車待ちをしているという状況でした。この停留所はバスベイが切ってあってポールに合わせて止めるとバス一台分しか止められません。仕方がないので後ろにベタッと着けて待ちましたが本線上にケツが残る感じにならざるを得なくなってしまいました(´Д`)それに気付いた前車が前にズラしてくれたおかげで真っ直ぐに止められました。まだ前車の発車時刻まで余裕が有ったので降車してお礼を言いに行くと高校と会社の先輩Mさんでした。スターフに手書きで3分前に前車が有る事が書いてありましたが、ちゃんと目を通していなかったのです(^o^;)気付いていたら信号をわざと引っ掛けたりして調整したのに…。
某所から某駅へ向けて発車するとすぐに渋滞区間に突入しました。先が渋滞していても十中八九、交差点の真ん中で止まる車が有るせいで信号を一・二回は待たなければならない交差点も割とギリギリだったとはいえ一回で通過出来たもののその後の停留所では非接触型ICカードへのチャージが有ったりで遅れ運行となってしまいました。一時はどうなるかと思いましたが終点某駅に着いてから化けた後の発車時刻には間に合いました。
ここから本日、主に運行する路線です。ひたすら幹線道路を走り続けます。上り線はラッシュ時間帯のど真ん中だったので交通量が予想していたほどまでではなかったものの多かったです。各停留所でお客様がお待ちの状況が続いて終点某駅に近付けば近付くほど他営業所の他系統のバスが脇道から出てきて最大で7台繋がりました。端から見たらまさに電車です(笑)。自車に降車客がいなくても前車の乗降を後ろで待つ事によって遅延は増大していき、終点某駅には折り返し発車時刻の2秒後に到着して乗車客がいなかったので38秒後に発車しました。取り敢えず折り返し起点某駅を定時に発車出来ました。ほとんど折り返し定刻で発車出来ないダイヤなので奇跡とも言えます。何とか定刻で発車する事が出来た要因としては駐車車両がいつもより少なかった事とバス専用レーンに一般車があまり流入してこなかったからだと思われます。折り返し下り線の運行ではかなり特徴の有る常連客から「運転士さん、頑張ってね!」と言っていただき元気とやる気が出まし
た(^_^)v所要が短く設定されているので時間に追われながら走り終点某駅では7
分の巻きを確保出来ました。待機所にはバスがいっぱいで止められなかったので回送表示にしたまま乗り場に着けて急いでタバコを吸いに行きつつトイレに行こうとしたところで増強要員として待機していた先輩Sさんが「お客さん来たら客扱いしとくね!」と言ってくれたのでお言葉に甘えて喫煙所に行ったら行ったで、よりによってこんな時間が無い時に限ってライターの火がなかなか点かなかったりするのです(´Д`)吸うのを諦めるか近くにいる人に火を借りるか悩んだところで火が点き急いで吸ってからトイレに行き、発車の1分前にバスに戻るとSさんが客扱いをしてくれていました。ありがたかっです!
2山目の上り線は道路渋滞が緩和されていたので定刻に近い運行が続いていたものの終点某駅に近付くにつれて各停状態になり多客乗車でラッシュ時よりも車内混雑が酷かったです。台数が減った影響だと思われます。終点某駅に到着して車内から大勢のお客様が吐き出されても右側最前列に座る若い女性がなかなか立たず「すいません。ちょっと待ってください」と言うので見ると意識が朦朧としている感じなので心配になり「大丈夫ですか?」と聞こうとしたらフラフラと歩いて降車したので目で追うと腰を押さえていました。貧血だと思ったのですが腰痛かもしれません。ぎっくり腰かも(^o^;)その直後に真正面の他の営業所のバスを見たら同期でした。目が合ったので手を振ったら相手も気付いて返してくれました。
下り線の運行状況は良好で早く入庫しました


◆中休(1時間41分)


◆二本目(5時間01分)
営業所所管路線の中で売り上げ的には上位に君臨する超優良ドル箱路線に乗務しました。
直近の信号は赤という状況。停止線で乗用車が止まっていてその後ろにビッタリと付ければ停留所でお客様をお乗せ出来るのでそうしたら何を血迷ったのか後続の乗用車が捲って先の信号が赤という事に気付き反対車線上で立ち往生しました。行き場を失った後続車は自車と乗用車の前に入り停止線を大きくはみ出して停車していました。停止線から交差点までは一見、長過ぎるようにも見えるのですがソレはバスが左折して入ってくるからなのです。バスが左折してきたらそれこそ両者が立ち往生してしまうところでしたがバスがたまたま来なかったので事なきを得ていました。先の状況を確認せずにただバスがバス停で乗降させているし対向車が来ていないというだけで捲るとこういう事になります。自身が乗用車を運転する時には気を付けたいところです。
普段から交通量が多い上に年末には更に全区間において交通量が激増した主要地方道でしたが今日は珍しくかなり空いていました。ただ、空いていましただけじゃ日記にしたためないわけでして(笑)、交通量が少ないものの片側一車線道路に故障車が有り、 JAFの積載車が来て片側交互通行になっていたり終わったかと思いきや街路樹の枝切りをしていたりで一部流れの悪い区間が有りました。それでも道路混雑を考慮して所要が盛られているのでそういった障害が有っても大きな遅延に繋がる事は有りませんでした。むしろ早発にならずに良かったです。
起点某駅発車前に老夫婦から「〇〇〇には行きますか?」と聞かれて行くので「行きますよ!」と答えて発車しました。発車したらしたで運行中は考える事が山ほど有るしバスの運転士さんらしく意識的に怖い顔をしたりしなきゃならないので(笑)、そんな事を聞かれていた事をすっかり忘れて聞かれていた停留所に近付いたところで信号に引っ掛かり停車しました。老夫婦の奥さんが立ち上がり「あなた、次よ!止まったから立っちゃった。信号だったのね」と言っているのが聞こえました。しかし!その時点で降車ボタンは押されておらず停留所はおろか付近に歩行者すらいない。一瞬、通過しちゃいたいな…通過したらどうなるだろう?と考えましたが無難に止まると何喰わぬ顔で老夫婦は降車されました。バスは電車と違うから降車意思が伝わらなければ通過しても良いんだよね?なんて言ったら意地悪ですかね(^o^;)
今回は降車されたので停車して良かったですが、先日は親子から聞かれていた停留所でたまたま覚えていたので止まっても降りず「着きましたけど降りなくて良いんですか?」と聞いたら「もっと先まで乗るから良いです!」と言われたという事が実際に有ったのでどうしたら良いのかな?まっ、無難に止まれば良いというだけの話なんですが通過出来るなら通過したいという心理が常に有るもので(^o^;)
3/4周目には片方向だけ断続的渋滞が発生していました。ハッキリとした渋滞原因は分かりませんでしたが、やたらと右折車が多いのにもかかわらず右折レーンが無いのはおろか時差式信号でもない交差点での対向車が対向右折を譲らない事が可能性として考えられます。
バスベイから出る際に塞がれる事が多かったです。一般車なら諦めもつきますが、特に酷いのが飛脚マークでお馴染みの佐〇急便。社名に急いでいると有るので急いでいるのは分かりますが同じプロドライバーならそれなりの運転操作を見せていただきたいものです(#`皿´)
夕方の帰宅ラッシュ前の入庫だったのでほぼ定刻に入庫しました。