元旦に後輩Aちゃんから新年の挨拶メールが届きました。読み続けていくと後半に『退職』する旨の文面が有りました。この後輩Aちゃんとは仲良くさせていただき飲みにも行った事が有りますし、よく会社の喫煙所でも話をしました。1月末付で退職するつもりで退職届を提出し、年休残日数を消化すると1月2日が最終勤務日になってしまったとの事です。1月2日に出勤し、交番表でAちゃんの勤務を確認すると…富蔵の少し前に出庫して一本目の入庫は富蔵の15分ぐらい後でした。二本目の出庫時刻も同じぐらいだったので喫煙所で会えたら良いなと思いつつ一本目の乗務を終えて喫煙所で一服しているとAちゃんが来ました。「突然の報告ですみません。」と言い出し、退職を決意した経緯などを聞きました。しばらくタバコを吸いながら話していると「昼飯行きませんか?」と誘ってくれたのでファミレスまで行ってきました。Aちゃんの想いを聞いたり富蔵の想いを話しているうちに悲しさや寂しさが込み上げてきました。Aちゃんはまだまだ若いのでまだまだ飛躍出来る。本当にやりたい事をやれるように応援したつもりです。最後まで悲しい顔をしていたらAちゃんに負担を掛けてしまいそうで作り笑いをしていました。営業所に戻って最後の出庫前点検を終えてAちゃんがバスの運転席に乗り込んで出庫していくのを陰から見ていました。Aちゃんがバスを運転しているのを見るのはこれが最後なんだな…と思うとまたまた悲しくなってしまいました。二本目の乗務を終えて格納すると隣に止まってたバスはAちゃんが運転していたバスでAちゃんが降りてきて入庫点呼を受ける前に一緒に喫煙所へ行き、一服しました。別れが悲しく先延ばししようという心理が働いて「もう一本吸っていい?付き合ってくれる?」と言い、付き合ってもらいました。同僚に退職の挨拶をしているのを見ているのが辛くて先に帰ってしまいましたが、帰る時に喫煙所を見るとAちゃんはタバコを吸いながらバスを眺めていました。最後の日にこんなにも話せて良かったです。Aちゃんは寂しさの中にも清々しい顔をしていたので少し救われています。今後も頑張れ!Aちゃん!