乗務日記【2011年05月18日】 | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

■乗務年月日及び曜日
2011年05月18日(水)
■天候

■本日走行距離
約79.0km
■本年累積走行距離
約7743.2km
■道路混雑状況
一日を通して概ね良好
■車内混雑状況
多客有り
■乗務車両型式
①PA-KR234J1改(ワンステップ)
②PKG-LV234L2(ノンステップ)
③PKG-RA274KAN(ノンステップ)
■車両状況
異状無し
■燃料給油の有無
無し
■運行状況(早出庫及び入庫遅れや増減回等)
異状無し
■遺失物の有無
無し
■勤務
本務
■出庫(乗務員交代)時刻
6:40
■入庫(乗務員交代)時刻
19:56
※出庫(乗務員交代)時刻から入庫(乗務員交代)時刻までの間には中休が最大で二回含まれている場合がございます。また、乗務の他に予備勤務として車庫整理や増便対応や車検回送やバス停清掃等をしている場合もございます。
■中休の回数
2回
■自己採点
悪☆☆☆☆★良

■表題
珍しく自己採点が最良!
■本文
本日は3本乗務で当月内で一番拘束時間の長い一日でした。一日で13時間以上も拘束されるって信じられますか?にわかに信じがたいですが紛れもなく事実です。

◇1本目(4時間21分)
貸切扱いの契約輸送でした。約2ヶ月振りの乗務で緊張しながら出庫しました。
某所へ回送出庫。
某所で発車時刻までボーッとしていると前ドア付近に小さな男の子がいる事に気付きました。乗るのかな?乗らないのかな?と目で追っているとお父さんがその男の子を抱き抱えました。その瞬間に男の子は「お父さん嫌ー。」と言いながら泣き出しました。その後、乗ってからも「一人で…一人で…」と言っていたのでどうやら誰の力も借りずに一人で乗り込みたかったようです。その男の子が車内で泣き続けている間に外から別の小さな男の子の泣き声が聞こえました。連鎖反応とかってあるのかな?と思いつつ見ていると泣き止んだ後、お母さんに「バシュ!バシュ!」と言うのですがバスには乗らないらしく連れて行こうとすると「バシュ!バシュ!バシュー!」と先程の2倍ぐらいの音量で泣き叫んでいました。どうやらバスに乗りたかったようです。たくさんのお客様から「おはようございます」と挨拶していただけてとても気持ちが良かったです。また「お願いします」と言っていただけるお客様も多くてその度におう!任せておけ!という気持ちになりました。
道路状況は通勤通学ラッシュ時間帯に若干の混雑が発生したものの概ね良好でした。片側一車線の道路上で納品の為か2tトラックの路駐や路上待機が目立ちました。
メールを打ちながら乗る自転車乗りが逆走してきたり横断歩道以外の箇所で歩行者が直前横断をしたりと小さいながらも重要なヒヤリハットが多々有りました。
某駅から回送入庫。

~中休(1時間35分)~
副所長による講話が有り、本日が開催最終日だったので出席してきました。その後は同僚と喫煙所で愚痴話をはじめとした雑談をしながら過ごしました。

◇2本目(2時間04分)
長距離路線を1周でした。
某駅へ回送出庫。
出庫ルート上の一部箇所で混雑が発生していたので某駅の発車時刻に間に合うかどうか一瞬不安になりましたが何とか間に合いました。
往路は上り線。発車時刻になったので「発車しまーす!」と車外マイクで案内した途端に老夫婦が乗車意思を示しながら小走りで向かってきました。ロータリーから出る為の信号は青の時間が短い上に一度引っ掛かると再び青に変わるまでがやたらと長い。間も無く青に変わりそうなタイミングでもあったので早く乗って!と先急ぎ心理が働いてしまいました。乗られた直後にドアを閉めて発車した直後に青に変わり、一発で通過出来ました。その後もたくさんのお客様がお乗りになったものの信号サイクルに上手くのれたり日中は必ず混雑する箇所も上手く抜けられて極めてスムーズな運行となりました。各主要停留所はほぼ定刻に通過出来て大満足でした。終点の某駅には1分前に到着し、巻きは15分も確保出来ました。
折り返しの復路は下り線で営業入庫。上り線と同様に道路状況は極めて良好で信号サイクルに上手くのれました。主要停留所はほぼ定刻で通過したものの某駅からは断続的渋滞が続きました。混雑を想定して所要が盛られている為、定刻よりも少し早く入庫しました。

~中休(2時間25分)~
1回目の中休では仮眠室へ行けなかったので体力と精神力を温存しておく為にも早々に仮眠室へ避難して音楽を聴きながら横になって過ごしました。一瞬寝落ちしました。

◇3本目(3時間51分)
某所で乗務員交代。
某駅へ向かう。信号サイクルに上手くのれない事を想定して00秒でロケットスタートしたら予想外に上手くのれてしまい逆に早発気味になってしまいました。終点某駅にはほぼ定刻に到着しました。
折り返しは某駅へ向かう。道路状況は良好でした。終点某駅にはほぼ定刻に到着しました。
再び某駅へ向かう。起点某駅の乗り場を発車直後にロータリーから出る信号が赤になってしまいロスってしまいました。お客様の乗降が少なかったので中盤からは取り戻しに成功してその後はスムーズな運行となりました。終点某駅での巻きは10分ほど確保出来ました。
某所へ向かう。スムーズな運行で全くと言ってもいいほどストレスを感じずに乗務出来ました。
某所で乗務員交代。
社用車で営業所へ向かうと道路はかなりガラ空きで10分も早く入庫してしまいました。