乗務日記【2011年04月20日】 | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

■乗務年月日及び曜日
2011年04月20日(水)
■天候

■本日走行距離
96.2km
■本年累積走行距離
6427.0km
■道路混雑状況
致命的な遅延に繋がる混雑は無し
■車内混雑状況
某駅と商業施設前から多客有り
■乗務車両型式
①PKG-RA274KAN(ノンステップ)
②KL-HR1JNEE(ナロー)
■車両状況
異状無し
■燃料給油の有無
有り[②68L]
■運行状況(早出庫及び入庫遅れや増減回等)
異状無し
■遺失物の有無
無し
■勤務
本務
■出庫(乗務員交代)時刻
5:38
■入庫(乗務員交代)時刻
16:37
※出庫(乗務員交代)時刻から入庫(乗務員交代)時刻までの間には中休が最大で二回含まれている場合がございます。また、乗務の他に予備勤務として車庫整理や増便対応や車検回送やバス停清掃等をしている場合もございます。
■中休の回数
1回
■自己採点
悪☆☆☆★☆良

■表題
呆れてしまうほどのタクシードライバーに遭遇
■本文
◇1本目(5時間09分)
某駅へ回送出庫。
長距離を走り某駅へ向かう。早朝であり道路が空いているので少し引っ張って発車しました。各主要停留所には定時到着。酷い場合だと2分ほど早く着いてしまう事も有りました。日中のノリで走ってしまうと早発気味になってしまうのでわざと信号を引っ掛ける事までしてしました。しかし中盤の某駅を過ぎると状況は一変して信号サイクルにうまくのれないわ踏切に引っ掛かり遅延気味になってしまうわで思うように走れなくなりました。終点某駅に着くまでに取り戻しに成功して終点某駅には少し早く到着。巻きは喫煙所でタバコを吸いました。
次は系統が変わり某駅へ向かう。まだ道路状況は良好で早発気味となる。途中の某駅には少し早く着いたので時間調整。発車間近で駆け込みが有り直近の信号に引っ掛かったり右折する際に右折信号が無い交差点なので渋滞が発生していましたが二回目で右折出来ました。終点某駅で巻きが確保出来たのでトイレへ行く。折り返しでは終点某駅に近付くにつれて交通量が増えてきたものの致命的な遅延に繋がる事は無くて10分ほどの無きが確保出来たのでまたまた一服。
次はまた系統が変わり某所へ向かう。通勤通学時間帯に入って道路混雑は勿論の事、またもや踏切に引っ掛かったりして遅延傾向。何とか取り戻して終点某所にはほぼ定時到着。音楽を聴きながら一服。折り返しの駅方向では途中の某駅手前で混雑が発生しており客扱いを終えてドアを閉めようとした瞬間に直近の信号が赤に…。その後も信号サイクルにうまくのれない上に踏切に長時間引っ掛かりお手上げ状態。しかしお手上げ状態はそう長くは続かず終点某駅にはほぼ定時到着。
また系統が変わり某所へ向かう。終点某所で乗務員交代だったので遅れまいと必死に走りました。定時到着で交代出来ました。
某所で乗務員交代。
1本目の全ての周に共通して言えるのはアルミの空缶を集める人やそれを過積載していると思われる自転車が多かったでした。カーブが続いているので見通しの悪い片側一車線の道の真ん中を走っていたりして捲るに捲れず走りづらかったです。

~1時間49分の中休~
公休明けの仕事は疲れる。一刻も早く仮眠室へ行きたかったのですが習慣というものはなかなか変えれず入庫後に喫煙所へ行くと次から次へと気の合う同僚が集まって話が盛り上がって結局は仮眠室へ行けませんでした。

◇2本目(4時間01分)
富蔵が点検しようと金庫等を準備していると少し前に入庫した班長から「○○付近が混んでたよ」という情報を得ました。そんな情報も得たしハッキリ言うと嫌いな路線なので憂鬱な気持ちのまま出庫点呼を受ける。
某駅へ回送出庫。
上り線からスタート。気持ちが悪いとさえ思うほどに信号サイクルにうまくのれた上に班長から言われていた○○付近では混雑が一切無くて第二主要停留所は定時発車。その後も道路状況は良好で第三主要停留所もかなり珍しく定時。第四主要停留所までも定時到着。早朝や夜間ならともかく真っ昼間にこれほど定時運行が出来るのは珍しい。終点某駅では前車が発車したところで到着。巻きは18分も確保出来て待機所が無いので乗り場に着けるしかなくバスから離れられないので仕方なくボーッとしながら発車時間を待ちました。折り返しも順調で終点某駅では20分も巻きが確保出来たので駅周辺を散歩してきました。
2周目の上り線の道路状況は1周目と同様に良好。そんな中でヒヤリとする出来事が有りました。自車が第一通行帯を走行していると前方に駐車車両という名の極めて迷惑な固定障害物を発見。第二通行帯へ車線変更すべく後方を確認すると遥か後ろにタクシーが一台。速度を落として緩やかに車線変更をしていると明らかに速度を上げて迫ってくる。「わざわざソコで踏まなくても良いのに…恩着せがましくてウザイなぁ」と思った次の瞬間には接触寸前ぐらいの位置まで来ており、そのタクシーは自車を捲ろうと第三通行帯へハンドルで逃げると第三通行帯を普通に走行していた一般車の前にギリギリで割り込むような形になり、長時間クラクションを鳴らされていました。本当にああいうタクシードライバーは馬鹿野郎です。そんなタクシードライバーは少なくありません。引き続き普通に今まで通りに走っていれば何の問題も無くスムーズなのにわざわざ自分で危険因子を作ったり自車と一般車にヒヤリとさせる必要なんて無いのに。そもそも自分で危険を作りハンドルで逃げるとは…。怒りを通り越してただただ呆れるだけでした。あんなのは絶対にプロとは言えないしサンデードライバーより酷い。そんな事が有りながらもその後は順調で終点某駅では巻きを9分確保。折り返しも途中の某駅までは順調で営業所までは断続的な渋滞だったもののそれを見込んでか所要がかなり盛られているおかげで2分ほど早く入庫しました。
某駅より営業入庫。