乗務日記【2011年03月23日】 | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

■乗務年月日及び曜日
2011年03月23日(水)
■天候
晴→雨→雪
■本日走行距離
105.3km
■本年累積走行距離
4817.5km
■道路混雑状況
朝は混雑箇所が複数有るも取り返しのつかない遅延には繋がらず。
■車内混雑状況
通勤通学時間帯に混雑有り
■乗務車両型式
①PJ-KV234L1(ワンステップ)
②PKG-LV234L2(ノンステップ)
■車両状況
異状無し
■運行状況(早出庫及び入庫遅れや増減回等)
業務指示による早発有り
■遺失物の有無
無し
■勤務
本務
■出庫(乗務員交代)時刻
7:16
■入庫(乗務員交代)時刻
20:40
※出庫(乗務員交代)時刻から入庫(乗務員交代)時刻までの間には中休が最大で二回含まれている場合がございます。また、乗務の他に予備勤務として車庫整理や増便対応や車検回送やバス停清掃等をしている場合もございます。
■中休の回数
1回
■自己採点
悪☆☆★☆☆良

■表題
視野が狭い
■本文
◇1周目(4時間47分)
某駅へ回送出庫。
引き続き地震による運休・減便が行われており一部の路線は平常に戻ったものの朝から乗務する路線は大幅に減便しているとの事で前車と後車の車間を均等に保つために出庫点呼の際、点呼執行者である助役からの業務指示によって某駅を2分早発しました。通常だったら早発は局報告事案の運行事故ですから挙動不審になるのを抑えながら公休明けの乗務がスタートしました。
1周目は道路混雑が無くスムーズな運行となりました。停車中にバス特有の揺れとは異なる揺れを感じた為、エンジンを切ると若干揺れていました。地震であったと思われます。車内からは緊急地震速報の着メロが聞こえたので間違い無いと思います。終点某駅では減便の影響から多客で乗車に時間が掛かってしまいましたが3分早発の指示された時刻で定時発車出来ました。
2周目からは通勤通学ラッシュ時間帯に突入した為、各所で混雑が発生していましたが大きな遅延には繋がらない程度でした。
3周目はレア系統に化けました。片側一車線の狭い道が続くので特に対向車の動きに注意し、バスは勿論のこと、大きめなトラックが来たら何処で待つか?何処でかわすか?を常に考えながらハンドルを握っていました。
4周目にサプライズが有りました。終点某駅に着いて前後のドアを開けたのに後方からわざわざ運転席に向かって車内を歩く男性が声を掛けてきました!ミラー越しに見ると先輩Kさんでした。ビックリしました。何処から乗っていたのかを聞くと起点から三つ目のバス停から乗ってきていたようです。富蔵は常日頃から乗車してくるお客様の顔を見ないので声を掛けられるまで全く気付きませんでした。車内の動静確認はしていますが顔はこれから先も見ない事でしょう。視野が狭いのは困ったもんです。
某駅から回送入庫。

~3時間55分の中休~
入社当時はかなりの多かったですが最近では珍しくなった長時間の中休だったので一旦帰宅して昨夜の睡眠不足を若干でも解消すべく仮眠をとりました。1時間弱位寝てスッキリしました。1本目の後半は眠かったもんなぁ。

◇2本目(4時間42分)
某所へ回送出庫。
出庫点呼の際に出庫先周辺では計画停電が実施されているとの事で特に交差点通過時に注意するように言われて出庫しました。1時間ほど回送時間を取ってある長距離回送でマイクを通さずに歌いながらノリノリでしたが某所付近に近付くと言われていた通り、停電が実施されていて異様とも言える光景でした。信号が機能していない状況は危険で一部の交差点では他の営業所の事務員と思われる人達が誘導してくれていました。
某所と某駅を4.5周しました。某所から某駅へ向かう方向のみ車内が真っ黒になるほど多客で駅から某所へ向かう方向は最大でも5名ほどのご乗車とメリハリの有る乗務となりました。
雨が降ってきて多客。みるみるうちにフロントガラスが曇り始めて見えづらくなり怖かったです。某駅での数分の巻きで急いでクリンビューをしてからは曇る事無く視界良好で乗務する事が出来ました。
某駅から某駅までの区間便に化けました。行きと同じ長距離を回送で入庫するパターンが多いのですが今日のダイヤは営業所から近い駅まで営業運行で戻るという美味しくないパターンでした。
某駅から回送入庫。