乗務日記【2011年03月17日】 | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

■乗務年月日及び曜日
2011年03月17日(木)
■天候

■本日走行距離
106.9km
■本年累積走行距離
4462.1km
■道路混雑状況
ガソリンスタンド付近での給油待ち渋滞有り
■車内混雑状況
運休及び減便の為に集中混雑有り
■乗務車両型式
①PKG-RA274KAN
②PDG-KR234J2
■車両状況
異状無し
■運行状況(早出庫及び入庫遅れや増減回等)
乗務員交代から出庫への変更有り
■遺失物の有無
無し
■勤務
本務
■出庫(乗務員交代)時刻
12:08
■入庫(乗務員交代)時刻
23:11
※出庫(乗務員交代)時刻から入庫(乗務員交代)時刻までの間には中休が最大で二回含まれている場合がございます。また、乗務の他に予備勤務として車庫整理や増便対応や車検回送やバス停清掃等をしている場合もございます。
■中休の回数
1回
■自己採点
悪☆☆☆★☆良

■表題
運休及び減便の中で
■本文
出勤して交番表で勤務を確認すると今日富蔵が乗務するダイヤは2本とも運休対象外だったので待機予備勤務ではなくいずれも乗務でした。
◇1本目
某駅へ回送出庫。
出庫点呼の際に助役から燃料供給不足の為に減便をしている事をお客様に確実にご案内するように指示されて出庫しました。
富蔵の一つ前のダイヤは運休だったので回送で某駅に着いた時に乗り場を見ると既に長蛇の列でした。並んでいたお客様を全員お乗せする事が出来たのは不幸中の幸いでした。
後ろの方に並んでいたお婆さんが乗る頃には座席は全て埋まっていました。富蔵の横を通りながら「立ってなきゃならないのは辛い」と言うのです。お年寄りだから辛いのは分かる。でも、被災地で暮らす方達と比べたらマシなはず。そこまで言うのだからさぞかし遠くまで乗るんだろうなぁと注意して見ていたらわずか10分足らずで降りていった。10分立っているのが辛いだと?家が津波によって流されて服が濡れたまま長時間過ごして家族や大切な人達と何日も会えなかったり連絡がとれなくて気が気じゃない状態が何日も続いている方達と比べても辛いのか?減便しているのはこちら側の都合だから申し訳無いし言い方は悪いですが「それぐらい我慢出来ないのか!?」と言いたくなる思いでした。
またもや常連さん。障害者手帳を提示して前回は「お金を使いきっちゃいました!」と言いながら乗ってきて無賃乗車をしようとしてきて降りてもらったのですが今日は「次回払います!」と言いながら当たり前の様に乗ってきて後ろまで行ったので呼び止めて「お金が無きゃ乗れませんよ!」と言ったら素直に降りていきました。言い方にバリエーションが有るのは驚きだがやむを得ないと判断出来ない無賃乗車を認めるわけにはいかない。確信犯的なのも気にくわない。

~1時間53分の中休~
地震や計画停電の情報についての話題で同僚と話してから30分強、仮眠室で横になりながら音楽を聴いて過ごしました。

◇2本目
某駅へ回送出庫。
出庫ルート上の一部箇所で渋滞が発生しており某駅発車に間に合わず3分遅れでの発車となってしまいました。お待ちだったお客様すみませんでした。既に走っていた後車が乗り場に着けずに待機していたくれたおかげで順序が入れ換わらずにすみました。減便中なので車間が空いているんだろうなぁと思い込んで着けてしまっていたら大変な事になってしまうところでした。後輩だったのですがそのグッジョブっぷりに感動したので入庫後に感謝しつつ褒めてやりました(何様のつもりだ?)。
1周走り終えるまで遅れを取り戻せませんでしたが道路が空いていた上にお客様も少なかったので2周目からは極めて良好な運行となりました。
3周目からは経路が変わるので経路間違い防止に努めました。
某駅から回送入庫。