あの日の壊れた君と僕 | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

静寂だけが繰り返す真夜中 寝る事を忘れた僕は 記憶の淵で踊り狂う

現実なのか幻なのか分からないまま 遠くでベルが鳴っている


あの日の壊れた君と僕 静寂の中で

朝日が昇らないことを祈った 一人で


横須賀の海で唇を重ねた お互いを確かめ合うように 時間が流れるのが早い

優しさに飢えてた僕達は寄り添うことで心の隙間を埋めた


あの日の壊れた君と僕 静寂の中で

「             」 夜空の下で


行き先を見失った寺町で 言葉さえも失った僕達は ただ、ひたすら歩き続けた

二人の道が終わりを告げて泪を流しながら君の残り香を消した


静寂だけが繰り返す真夜中 歩き疲れた僕は?

あの日のまま止まってしまった時計は?