ガム | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

港町で重ねた唇の感触思い出せなくて

口移ししたガムの味忘れて

消し去れない過去

眼鏡かけても見えない未来

棘の道をどれだけ進んだ?


聞き飽きたはずの君の口癖思い出せなくて

君と過ごしたアノ一日を忘れて

忘れ去りたい過去

信じて疑わなかった未来

歪んだ感情は何処に隠した?


隣にいるはずの君の横顔思い出せなくて

君と初めて会った日の事を忘れて

逃げてばかりの過去

君と僕は何処に消えた?


捨てたはずの過去を拾い集めても前へ進めなくて

ガムの味が無くなっても噛み続けていたね

せめて吐き気が快感になるまででいいから側にいて