乗務日記【1025】 | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

■日付
2010年10月25日(月)
■天候
曇のち晴のち雨
■本日走行距離
94.9km
■本年累積走行距離
16630.6km
■道路混雑状況
運行に影響が出るほどの混雑は無し
■車内混雑状況
夜間に多客状態が続く
■車両状況
異常無し
■勤務
本務
■出庫(乗務員交代)時刻
10:16
■入庫(乗務員交代)時刻
21:37
※出庫(乗務員交代)時刻から入庫(乗務員交代)時刻までの間には中休が最大で二回含まれている場合がございます。また、乗務の他に予備勤務として車庫整理や増便対応や車検回送等をしている場合もございます。

■自己採点
★★★☆☆

■表題
あわや車内事故
■本文
おばさんが乗って来ました。大体いつもはお客様が席に座るなり吊革や手すりに掴まったのを確認してから発進するようにしていますが運行に遅れが出ていて直近の青信号が今なら間に合うとか後続車がいたりすると先急ぎ心理が働いて緩やかに発進していしまいます。今日は同じバス停を使うバスの後続車が続いていたので少し待ったものの待ちきれずに「発車いたします。お掴まりください。」と放送をして緩やかに発進したところ滑って尻餅をついていました。怪我までいかなかったから良かったものの一歩間違えたら車内事故に繋がるので出来る限り待つようにしたいところ。駆け込みなら仕方が無いがバスを待っていたんだから待っている間に運賃やICカードやパスを用意していただきたいとも言いたい。車内事故を起こせば理由はどうであれ運転士の全責任になるという事を改めて肝に命じる所存です。

中休前に乗務した路線は営業所内では長距離に分類され主要幹線道路をひたすら走行するという路線でした。一部箇所や一部区間での混雑はいつも通りだったにしても全体的には交通量が少なく順調な運行が出来ました。バス停のすぐ先に停まっている駐車車両を交わす為に第二通行帯に進路変更する際に気持ち良く譲ってくれるトラックや一般車も多くてホッコリしました。

中休後の乗務では出庫して一周目から対向2車線で右折禁止の交差点で延々と右折待ちしている馬鹿車のせいで100%行ける信号に引っ掛かったり両側に駐車車両が有って対向がひっきりなしに来るから通過出来なかったりと散々でした。また降車ボタンを通過直前で押されたりとまたまた散々でした。ただでさえ狭いバスロータリーに駐車車両が多い所に発車時間が近いバスが4台(大型2台・中型2台)重なり身動きが取れずまたまたまた散々でした。ですが、良い事もそうですが悪い事もそう続くことは無く、バス停から出る時に片目を出して後方をブロックしてくれる軽自動車がいました。早発になる恐れが有ったので次のバス停で時間調整をしている間も対向車が来ないのにブロックし続けてくれているというバス想いの車も有りました。あまりにブロックし続けてくれているのに出ないのは悪いなと思い出ると次の主要停留所に早着してしまいました。その後は駐車車両の側方通過が出来ず降りて事情を説明して移動してもらったりとトータルではあまり良い一日ではありませんでした。