会社を辞めざるをえない | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

■場面1
知らぬ間に某駅のロータリー位置が変更になっていて新しいロータリーに初めて進入すると運用方法が分からないので他社のバスとの絡み合いが上手くいかなかった。

■場面2
制服を着た小学生の女の子が乗ってきて生徒手帳を運賃箱の上に置き「定期!」としか言わないので定期券は車内で販売していない旨を伝えても「定期!」としか言わない。通常運賃を請求しても「有る!」と言うだけで生徒手帳をいくらめくっても出てこない。困り果てた。

■場面3
そんな事があった後、ロータリーで巻きの時間を使って休憩していると連絡が入り制服のまま葬式に行く事になった。葬式に行くと久し振りに会う親戚もいて話した。

■場面4
葬式が終わり、今から仕事に戻る旨を連絡しようと携帯を操作をしても会社(営業所)の電話番号のみが表示されない。インターネットで検索しても電話番号だけが表示されない。家の前でそんな事をやっている間に何台ものバスが目の前を通過する。

■場面5
数時間後に会社から電話が鳴るも出ず留守電に切り替わる。留守電メッセージを再生すると…「小学生の保護者から苦情が来ている。何をやっているんだ!?」と所長の怒鳴る声。事務員からは呆れられた様子で複数の人から延々とお説教。

■場面6
もう辞めるしかないな。とてもじゃないけど会社に行けないや。辞表はどうする?次は何の仕事をすれば良い?今更他の業種に就くのは嫌だなぁと自問自答しながらベランダでタバコを吸いながら下を見下ろしていると班長と同僚(先輩)がこっちに向かって猛ダッシュして来るのが分かったので慌てて部屋に逃げ込む。いつもは必ず閉
めているはずの玄関の鍵が開いていて班長と同僚が入ってくる。班長は「富蔵!今、会社でお前の話題で持ちきりだぞ!」と一言言うと「出庫時間が迫っているから帰る」と言い帰る。同僚(先輩)はひたすら無言。


※場面は便宜上分けているので正確ではありません


そこで目が覚めた。つまりは夢、悪夢。暫くは夢なのか現実なのかが分からなくて慌てているのか呆然としているのか分からない状態。ようやく夢だと分かってからタバコを吸う。それにしてもこの一連の悪夢では不可解な点と思い当たる節が少なくない。

■不可解な点1
ロータリーの位置が変更になる事が仮にあったとしても乗務員に乗務前に告知されないわけがない。

■不可解な点2
そんな小学生が乗ってきたとしても他にいくらでも対応出来たはずである。

■不可解な点3
誰の葬式だったのかが全く分からない。親戚もいたし会社の人もいた。

■不可解な点4
所長は怒鳴るような性格の人ではないし、事務員も同じ。そもそも電話越しに怒られるなんて事は有り得ない。


その他にも不可解な点があるけど省略(苦笑)。


二度と見たくない悪夢でした(ToT)