回送路線教習 | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

今回、増える担当路線は4路線(うち1路線は既に何度か出庫入庫で乗務済みなので教習は無し)。

1日目の教習は2路線行い、2日目の教習は1路線と特殊バスの教習でした。



■実施日

2009年03月15日(日)

■実施路線

①●●●●●線

②●●●●線

■指導者

O班長


①の路線について


午前中は駅と病院を結ぶ路線です。

通院される方やお年寄りが多いので車内事故に注意する事。

駅周辺は路駐車が多いのと車と車の隙間からの乱横断者が多いので動向確認に努める事。

病院内ロータリーはタクシーや一般車も多いので注意する事。

所要時間が少ない為、送れると焦りがちであるが折り返しの発車には殆ど間に合うので先急ぎしない事。


②の路線について


駅と僻地を結ぶ路線です。

4系統あり、途中で経路が変わるので、経路確認実施停留所では必ず確認をする事。

出車パターンは4種類、入庫パターンは5種類有るので、出車・入庫方向の確認をする事。

他社のバスも多く重複している区間なので、漫然と追従せず車間距離を保ち、経路ミスの無いよう注意する事。

歩車道の区別の無い狭路を走行する為、固定障害物・駐車車両・対向車・歩行者に細心の注意を払う事。


見た目は怖いと言われる班長さんですが、とても優しく丁寧に教えていただき、終始和やかに教習を受ける事が出来ました。今度、班編成が変更になり、富蔵の班の班長さんです。



■実施日

2009年03月22日(日)

■実施路線

①●●●線

②特殊バスの運転方法

■指導者

O班長


①の路線について


駅と駅を結ぶ路線ですが途中に集合住宅があり、住宅街を走行し右左折が多く、土地勘が無いと今自分が何処にいるのか?が分からない難易度の高い路線です。

3系統あり、出・入庫パターンも複数有るので注意する事。

工事箇所やその他指定箇所は必ず徐行する事。

バス同士が離合出来ない箇所についてはミラーにて確認し、譲り合いに努める事。


②の特殊バスについて


通常の路線バスより長いバスの教習です。11.5mあるので、ほぼ観光バスと同サイズとなります。

一日も早く後輪の位置を把握する事。

ハンドルを切るタイミングを掴むこと。


見た目や雰囲気や話していると、とても優しいですが、自称営業所で一番怖い班長さんでして、冗談と分かっているのですが、怖かったでした(笑)。営業所配属後の添乗指導も受けた事が有るのですが、その時は本当に優しかったんです。どんな失敗をしても許してくれました。一年ほど前から「富蔵の教習は俺がやる!」と言っており、今回も立候補したようです(笑)。鉄パイプ持っていくからね♪とか殴ったり蹴っちゃったりするかも♪なんてニコニコしながら言うわけですよ(>_<)点検ハンマーを横でブンブン振り回された時は血の気が引きましたよ(笑)。


でも、やっぱり優しいんです(本当ですよ!)。


思い出しながら書いてみました。