2009/03/04 | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

天    候:雨
本日運行距離:79.9km
今年累積距離:4096.2km

■タダではバスに乗れません

おじさんが乗ってくるなり素通りしたので「お客様!」と呼び止めて「運賃は前払いなんです」と言うと「役所に行ってお金を貰わないと無いっ!」と言うので降りていただきました。
先に「今はお金が無いので帰りのバスで払います」とか申告してくれたら外は雨だし乗せてあげたけど運賃を払わなくてもバスに乗れると思われては困るし他の運賃をきちんと支払われているお客様にも示しがつかない。酷だとは思うが「お金が無いならバスには乗れません」と言い、降りていただきました。
でも、これって感情論なんですよね。気持ち次第というか…。少しでも申し訳なさそうな態度であれば乗せてあげたはずです。当たり前の様に素通りされたから乗せなかったんです。

後からも考えさせられる出来事でした。