状況を把握せよ! | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

最近、あまりにも酷いドライバーを見掛ける事が多い。


■状況

仕事中に道路幅が狭い片側一車線の道を走行中、前方からサイレンを鳴らした救急車が来るのを認めた。進路を確保する為に左に寄せて停車したら後車が反対車線を逆走し自車を追い抜いた。危うく救急車と接触しそうになっていた。救急車はハイビームで威嚇していた。


■感想

呆れますな。一分一秒を争う救急車の進路を塞ぐとは…。自分が救急車で搬送されている立場にならなければ分からないのだろうか?もし、あと一秒早く病院に着いていたら…なんて事も有るだろう。車の運転を今すぐにやめる事を願ってやまない。


■状況

仕事中に片側一車線の道を走行し横断歩道に差し掛かる際、横断歩道付近に横断歩行者と思われる人を認めた。停車したら案の定、右から左へと渡った。渡り終えるか否かというタイミングで後車が速度を落とす事無く自車追い抜いた。


■感想

我が目を疑いました。タイミングがもう少し早かったら接触して轢過ですよ!あれは確実に横断歩行者が渡り終えたのを見ての運転じゃない。勘で運転しているに過ぎない。


■総合的感想

「バスが止まっている=追い抜くゾ!」と安易に判断動作している一般ドライバーは決して少なくない。あんな運転をしていたら遅かれ早かれ人身事故を起こしますよ!認知・判断・操作のタイミングが悪すぎる。そして、状況を考えながら運転していないので漫然とハンドルを握っている。無差別殺人行為に匹敵しますよ!


ねぇ、お願いだから、もう少し頭を使ってハンドルを握ってくれ…。