同僚のI氏から貰った液晶テレビでニュースを見ていると最近は日本のみならず世界的にも不況であるという内容のニュースが目立っている。
“金融災害”“派遣切り”“期間従業員大量解雇”という言葉が日常茶飯事の如く耳に入る。
既にご存じの通り、大手自動車メーカーの工場で働く大量の期間従業員という雇用形態で働いていた人は雇用契約を打ち切られ路頭に迷っている人も少なくない。
テレビのインタビューで栃木で働く47歳の元派遣社員の男性は家族の住む地方から出てきて出稼ぎをしていた。先日働く会社から解雇通告を受けて家賃が払えなくなった借家からは追い出され寝る場所が無いと淡々と話していた。
日雇い労働者・アルバイト・パート・契約社員・派遣社員・紹介予定派遣・嘱託・準社員・正規職員・正社員…と富蔵が知っているだけでも雇用形態は実に多い。
それぞれの定義を確実に把握はしていないのだが、テレビで「正社員で働くに越したことはない」というのを耳にした。
職種にもよるとは思うが、現実問題として年齢を重ねれば重ねるほど正社員で働く事は難しいと思われる。
では、本当に“正社員”は安泰だろうか?終身雇用制度はもはや昔に崩壊している。富蔵の記憶が正しければ労働法などの法律上には“正社員”という言葉は特に無く“特に期間を定めずに雇用される従業員”という定義が一般的であるかと思われる。
自分の話になって恐縮ではありますが富蔵は現在、正社員という雇用形態で働いていますが決して一生安泰ではありません。仕事中に判断を誤れば時として仕事も人生をも棒に振りかねないリスクを背負って日々仕事に取り組んでいる。それだけの責任感を持って仕事に取り組んでいるという自負があるという自信は有るがプライドや自信だけで飯を食っていけるはずもない。
自分が勤める会社の経営者は幸いにも『万が一、交通違反や事故でバス運転士の職種を継続困難な場合は職種転換を計る等して解雇をしない』という表明をしてくれていますが、そもそもバス事業はこれから先、右肩上がりの事業とは言えなく、斜陽産業とも言われる事業です。少子化が進めばお客様は必然的に現象傾向を辿り、会社が倒産しないという事はもはや幻想にすぎなく現実的に十二分にあり得る話であると思います。これまた幸いにも会社の上には鉄道会社が有るので最悪な事態が発生しても何かしら面倒を見てくれるであろうという甘い考えも決して否定出来ませんが…。
話を戻しましてこれから先日本はどうなっていくのでしょうか?長くなってしまった上にすぐに結論が出そうにもないので今回はこの辺で…。