日付:2008年09月13日
天気:晴
総走行距離:39.0km
■モテ期は二停留所
眠い目を擦りながら営業所から某駅まで回送で行き、停留所につけると前車が発車したばかりで尚且つ土曜日の朝ということで誰一人として待っていない。
その代わり視界には唇と唇を重ね合わせ愛を確かめ合うカップルが映った。「お二人さん!そろそろ7時になりますよぉ。殺すよ?」と殺意さえ抱きながらも「おっ、これは終点まで一人ドライブか!?」と喜んだ次の瞬間(発車2分前)…
若くて美人な女性「すいません。このバスは何分発ですか?」
富蔵運転士「○○分発です」
若くて美人な女性「あっ、すぐですね。乗ります。」
ここまでは、日常茶飯事で何ら珍しい事はありません。
次の瞬間、その若くて美人な女性(シツコイぞ!)は左のアホ席(一番前の席)に座りつつ体を斜め右(富蔵の方)に向けジッと見ているのです。
誰一人いない車内でアホ席に真っ先に座るのはバスマニア君ぐらいだと思っていたのに…。
女性「今日は何時からお仕事してるんですか?」
富蔵運転士「えっ?あっ、今、営業所から来たばっかりです。」
女性「朝早くからお疲れ様です。」
富蔵運転士「あ、ありがとうございます。恐縮です。」
なんて事がありました!
「ずっと富蔵さんの運転するバスを狙って乗り続けていたのよ。私の人生そのものも運転してくださいっ!」なんて言われちゃったらどうしよう?と内心フニャフニャしながら運転してたら二つ目の停留所で降車ボタンを押された(^^;)「そんなすぐに降りるんか~いっ!」と突っ込み(゜o゜)\(-_-)を入れる間もなかった(笑)。
本来は中ドアから降車のところ、アホ席に座っているわけですから前ドアを開けてあげて「前からどうぞ」と言うとその若くて美人な女性は「ありかとうございます。」とニコニコしながら言い、降りて行った。
今思い出しても不思議な点が多い。
①何故、アホ席に座るのか?
②何故、勤務実態を運転士に訪ねるのか?
③何故、体ごと富蔵に向けて座っていたのか?
元バスマニアの幽霊か!?(笑)
■ジェスチャーで完全に意思疎通にはならず…
富蔵よりも年上で同じ班に所属する後輩とスライド(バス同士が擦れ違う事)した際、富蔵から「もう終わり?」のジェスチャーをしたら相手は「ご飯を食べる」というようなジェスチャーをしたので休憩で次の仕事があるのか?と思いながら入庫すると富蔵を待っていて「飯を食いに行こう!」というジェスチャーである事が判明した。
そんな3時間程度の乗務でした!