【映画評】DUNE part2
いつもは映画評の冒頭にあらすじを書くんですが、登場人物と用語が多すぎて整理できず、今回はパス!
ともかく、アラキスの救世主としての自覚をもったポール君の豹変ぶりがすごいです!前作では弱っちい印象だったのが、態度がデカくなって、やることも大胆になって、ついに皇帝に宣戦布告。次作は他の〇〇家と全面戦争です。観ねばなるまい!
映像やら音響は、もう、言うことないでしょう。どこから見てもSF超大作の娯楽映画です。一方で、ヴィルヌーブらしい、抑えた演出や静けさを感じさせる映像は健在。前作ではやや退屈な場面もありましたが、今回はずっと緊張感が続きます。
残念なのは、原作通りなのかわかりませんが、あの絵にかいたような悪いやつのハルコンネン男爵が、途中では甥に対して「皇帝潰してお前を後釜に据えてやる」なんて景気のイイこと言ってる割に、いざ皇帝の前に出ると意外と頭が低くて、あっという間にやられてしまうのが、え?て感じ。その皇帝もなにやらお爺さんと言う感じで強そうではない。これが銀河皇帝みたいなヤツならまだ説得力あるんだが。おどろおどろしい音楽とか入れて…
でもその皇帝もあっという間にやられちゃう。え?自前の軍隊そんだけ?そもそも皇帝という割に、なんかこー、大勢の前で演説するとか、城みたいな豪華な自宅で偉そうにしてるシーンとか無いもんな。時間足りなかったのかな?
あーあと、レベッカ・ファーガソンが相変わらず美しいとか、プロダクトデザインが相変わらず完璧とか、いいところいっぱいあるんだが、ともかく観るべし!極力IMAXとかで。今年度指折りの大作であることは間違いなし。