【映画評】フェイブルマンズ 浮気なんて止めなさいってば | 模型づくりとか趣味の日々リターンズ

【映画評】フェイブルマンズ 浮気なんて止めなさいってば

 

フェイブルマンズでございます。スピルバーグ監督です。

 

第二次大戦後間もないころの米国、ニュージャージー州で平和に暮らすフェイブルマンズ一家。優秀なエンジニアの父、ピアノもダンスも得意な芸術家肌の母、3女に1男。そして父の親友であるペニーとも家族同様の付き合いをしていた。

一人息子のサミーは母親に与えられた8mmカメラを使い映画を撮ることに夢中。しかし家族キャンプを撮影したフィルムの中に、サミーは驚くべき光景を見る…

 

やがて映画監督になっていくスピルバーグの幼少~青春期を描く映画かと思ったら、そうじゃないんですね。話の中心はなんと母親の浮気と崩壊する家庭なんす。

母親役のミシェル・ウィリアムズさんは、家庭と好きな男の間にあって心を引き裂かれ壊れていく様を実に良く演じていると思います。

 

でも正直、こういう話って好きになれないす。観てて楽しいわけでも無く、共感も出来ず、ただ父親と子供がかわいそうなだけで。「あーでも、分かるわー」って人もいるんでしょうかね。

 

この映画から何を得たら良いんでしょうか。

 

サミーはやがて映画監督になるであろう余韻を残してのエンドでありますが、まあいろいろあって大人になっていくってことでしょうか。

 

そうそう、サミー自身の高校でのツライ出来事や、いじめっ子の意外な姿とか、この辺は見どころです。映画作りのシーンも良かったなあ…好みの問題になっちゃうのかもしれませんが、コッチの青春ドラマの方に振ってほしかったっす。

 

直前に「ローグワン」再見して燃えまくったこともあってギャップ激しかったっす。以上。