【模型】ムーンバス製作その3
ムーンバス製作その3、最終回でございます。
さー荷物だ!
今回の見せ場であります荷物です。キット付属のパーツは全くイメージが違いますね…
まずは映画の画面を穴を開くほど見て…
このようなスケッチを作成しました。
上半分が左舷、下半分が右舷側。
あとは粛々と、可能な限り再現していきます。
【木箱】
さすがに1968年の映画だけあって、木箱なんすよねえ…金属とかプラスチックのものに替えようかとも思ったんですが、自作するのが厳しいのとオリジナリティを尊重してそのままに。
木箱探すのも大変でしたが。
タミヤ1/48 WWⅡドイツ戦車兵野戦整備セットから砲弾木箱を使用。それと某模型店で偶然見つけた、ミニアート社の"Wooden Box & Crates"。これを見つけた時はヤッター!と、箱をひっつかんでレジに向かいましたが…2700円…
(´;ω;`)
なるべく安価で製作するというコンセプトを逸脱してしまいますが、この際しょうがない…(今みたらAmazonで3548円+送料799円もする)
メッシュはガーゼを塗装して乾燥するという古典的かつ安価な方法で。グレーのなんか巻いたやつはティッシュに塗装、乾燥してから丸める。
謎道具はジャンクパーツやらプラ棒やらで適当に。カメラはエポパテ等。
並べてみる。人も座らせる。
おお!情報量が増えると一気にテンション上がる!
さてロープをどうやって掛けるか…
いろいろ考えた結果、本物と同じようにロープをかける輪っかを設けて、それに通していくのが結局は本物らしいだろう…
というわけで
小っさ。
デスクマットの四角が一辺10㎜です(;^ω^)
真鍮線0.3mmで作成。
某サイト様で知った方法で、
太目の針金を曲げたものをピンバイスの先に取付け、そこに曲げた真鍮線をひっかけ、ピンバイスを回していくと輪っかが出来る、と。
ただ回すだけではうまく輪っかにならないので、ピンバイス側の捻り具合を調整しながらやる必要があり、コツをつかむまで少々かかります。
で、本体側にピンバイスで開口して植えていく。
ロープ掛けるとこんな感じ。
・ノズル周り
これに手すり様のパーツが付きます。真鍮線で。ノズル6個に手すり4つで計24個。
こうなるんだが、なにが大変って、等間隔にピンバイスで開口するのが大変。
こんな治具(ガイド)を作ってみました。プラ板の切れ端に真鍮線を植え、あらかじめ作成した手すりの幅に合わせて穴をあける。
先にノズルの方に一つだけ穴をあけて置き、そこに治具の真鍮線側を差し込み、のこりの穴にピンバイスを差し込み開口していきます。
あとは細かいところですが、
・外部スラスターユニットは、前方に向いているノズルが忘れられているので開口。
コトブキヤ M.S.G.メッシュプレートを裏から貼ってあります。本来ここには特にディティールが無いようですが(真ん中に小さな穴があるようにも見える)、雰囲気が良いので採用。
・アンテナはキットからは中心の柱のみ流用し、あとは真鍮線と鉛板でスクラッチ。
・サンドイッチケース キットのコレは何なんだ?! ラーメン屋じゃないんだから…というわけでプラバンの積層から削り出し&プラ角棒1mmより作成。
やっぱりこうでなきゃ。
タミヤのプラケースに収め、テプラでタイトルを貼って完成です。
タミヤディスプレイケース73004ですが、サイズがぎっちぎちなので、裏側からネジ穴2か所開口して着陸脚の裏でネジで固定してあるんですが、位置合わせが大変で…。最後の最後まで難儀なこと。
そんなわけで苦節1年半の作業でした。いやしんどい。なんでこんなことやってんだろうと幾度となく思い、嫁さんからも「なんで趣味で苦しむの?」と言われるザマで…でも途中で何度か目論見通りに行った瞬間とか、テンションの上がる場面があり、これがまたたまらんのですよ…モデラーの性というやつでしょうか。またこれからも「好きでした苦労」というやつをし続けるのでありましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
…ところで余ったコレはどうしたらいいんだ?(;^ω^)