【映画評】とみよしとSF映画の世界(前編)
模型ブログだったはずなのに、このところ映画評ばっかり書いてる…いや、模型も作ってるんです。ただ映画は1本2時間少々で観られますが模型は最低でも完成に2か月かかるのでネタが揃わない…
製作記をマメに上げていく手もありますが、2か月かけて製作記上げた末に「失敗でした~」ではシャレにならんし…
まあそれはともかく、半分忘備録的に書いておきたいと思っていた表題のネタ。映画の中でも好きなジャンルである「SF映画」について。出会いから現在まで思いつきのままにダラダラと書いてみたい。主に洋画ね。
なお一切資料を見ないで、思い出しだけで書くことにしましたので時系列はいいかげんでございます。
最も古く記憶にある洋画SFは「猿の惑星」シリーズと「ミクロの決死圏」でしょうか。子供のころから映画館に通うようなことは無く、TVの洋画劇場に大変お世話になりました。
「猿」はシリーズでは3作目「新・猿の惑星」が印象強いです。知性ある猿が現代のロサンゼルスにやってくる。最初は歓迎されるがやがて国家のなんたらで抹殺の憂き目に。いやあストーリーが見事ですよ。ドラマチックです。
「ミクロ」は、アポロ計画があった当時、科学の目が宇宙に向いていた時代にあえて人の体内を扱うというアイデアが秀逸。そのミクロ的な体内のデザインが良い。探索船のデザインもスマート。乗組員の白いウェットスーツもセンス良い。ラストも良く考えられてる。ホントに当時から洋画SFはストーリーや設定が良く練られててスゴイです。子供向きなんかでは絶対無い。SFというジャンルの地位が高かったんでしょうね。
この時代には「2001年」もありましたが、これは別格。当時TVでもやらなかったし。見たのは学生になってからでした。
で、「スターウォーズ」と共にSFブームが来ます。「スタートレック」が作られ「未知との遭遇」が作られ、ディズニーは「ブラックホール」で大コケして(笑)。
そして来ました「エイリアン」!!!リドリー・スコットの出世作にしてSFホラーの金字塔!!!もう冒頭のシーンからセンス良すぎ。あの土星みたいな輪っかがついた惑星、マット画なんでしょうね、やっぱり… なんか絵に見えない!すでにスゴイ!そして宇宙船ノストロモ号の船内、何コレ、セットに見えない。なんか本物。実在感ありすぎ。この完璧なセットにスコットの光と影の魔術が加わり、とんでもない臨場感が生み出される。そしてその暗闇からヌッと…「MOTHER!」の叫びも空しく自爆のカウントダウンは止まず…あー書き出したら止まらんわ。
同時期に「遊星からの物体X」も来ます。低予算(たぶん)ではありますが、エイリアンに劣らぬ傑作SFホラー。というよりはサスペンスでしょうか。宇宙生物に体を乗っ取られてる”かもしれない”人間同士の疑心暗鬼。そして宇宙生物のデザインがまた…(なお例の人間の頭のアレがガシャポンで売られてたのを覚えてる)。
「スターウォーズ」が「ジェダイの復讐(あえてこう書く)」でとりあえずの完結を見、スピルバーグが「E.T.」で大ヒットを飛ばし、「ターミネーター」がSF&銃器アクションという新ジャンルを確立。
んで~~~。来た~~~!!
2019年ロサンゼルスがやって来た~~~!!
(後編に続く)