ブログ94日目です。
今日もありがとうございます。
キクエちゃんが亡くなってから、
もう1つ、大きく
変わったことがありました。
それまでは仕事が終わると
私がOの居酒屋へ行き
閉店までいて家に帰る。
そんな毎日でした。
でも、ある頃からOは、
「先に帰って待ってろ。」
と言うようになりました。
最初は、私は仕事帰りに
少しだけ店に寄り
開店準備をして
午後7時頃には
家に戻っていました。
しばらくすると、
店を閉めたOが
家へやって来るように
なりました。
最初は夜9時頃。
でもそのうち、
「仕事が終わったら
そのまま家に戻っていろ。」
と言われるようになりました。
そしてOが家に来る時間が
午後8時、7時と、
だんだん早くなりました。
時には
「今日は店を休む。」
と言って、午後6時には
家に来る時もありました。
私の家で食事をし
お風呂に入り
そのまま泊まっていく。
土日は自分の家へ帰っていましたが、
平日はほとんど
私の家で過ごしていました。
今、思うと不思議です。
私の家へ来るようになってから
Oはほとんど、お店を
開けていませんでした。
今なら
収入はどうなっているの?
どうやって家賃や生活費を
出しているの?
そう疑っても
おかしくなかったと
思います。
ただ、お店に行き始めた当初から
「俺は東京の老舗うなぎ店の
専務だから収入はある。」
「居酒屋は趣味みたいなもの。」
とOから言われていました。
あの頃の私は
それを本気で信じていました。
そして今思えば、半同棲のような
生活だったと思います。
私は家へ帰ると、
まず自分の夕飯を
作って食べます。
そのあとOが来ると、
「夕飯作って。」
食べ終わって、
しばらくすると
「夜食も。」
さらに、
「デザートある?」
そう言われるたびに、
台所へ立ちました。
気がつけば私は、
ひと晩に3回も台所に立つ
生活を送っていました。
仕事より家に帰ってからの方が
忙しいとは思っていましたが
不思議なことに、
それを苦痛だとは
思っていませんでした。
好きな人が、
自分の作ったご飯を
「うまい。」
と言って食べてくれる。
「お前、本当に料理上手だな。」
と褒めてくれる。
そして
それまでは私がOの居酒屋に行き
Oから「お帰り。」
と言われていたのに
Oが私の家に
来るようになってからは
私が「お帰りなさい。」
と迎えるようになった。
それが本当に嬉しかったのです。
でも、
ひとつだけ
変わらなかったことがあります。
半同棲のような生活になっても
私は毎月、給料やボーナスを
Oに渡し続けていました。
一緒に過ごす時間は増えました。
けれど
私がお金を出す関係は、
少しも変わってはいなかったのです。
あの頃の私は、
それを愛だと信じていました。
年齢はただの背番号
人生は何歳からでも始められる
今日も読んでくださり
ありがとうございました。
