とにかく、真剣に𠮟ってくれたOを
私は信頼した。
毎日、店に行って色々、相談した。
仕事、友人ほか男女含めた人間関係、などなど。
本当に隠し事は一切なく、Oの前で私は丸裸も同然だった。
当時、私には気になる男性がいた。
Oの居酒屋を紹介してくれた友人の同僚Mさん。
MさんもOの店に時々、顔を出す常連の1人で、頭が切れる仕事のできる人だった。
自分が馬鹿だからか頭のいい人に感心が高かったし、自分の知らない趣味趣向をもっているMさんに私は惹かれていた。
ある日、友人やMさんを含め数人と呑みに行った。
吞み会が終わった後、なぜか2人きりになった。酔った勢いで私は
「Mさんの部屋に行きたい。」
と、1人暮らしをしている彼のアパートについていった。
そして男と女の関係になった。
「これでMさんと付き合える!」
体が繋がれば恋人どおしになれると私は思っていたのだ。
だけど、それは私の思い込みだった。
それから、Mさんに連絡しても返信もない。仕事場に連絡しても繋がらない。(たぶん居留守)
完全に無視された。
初めからMさんは私に興味など全くなく、ただ1回、やりたかっただけなのだ。
Mさんに相手にされず傷心の私がどうしたかというと、Oの店に呑みにいった。
いつも1人や2人、必ずいる常連さんが何故か、その日は1人もいないし1人も来ない。
明らかに暗い顔をして呑んでいる私にOが話を切り出した。
「何故あんたが今日、ここに来たのか当ててやろうか?」
「Mさんだろ?」
「無理だよ。あんたとMさんじゃ合わない。」
「でも、好きだった…・」泣き崩れる私に向かって
「諦めな。あんたは遊ばれたんだ。」
泣き続ける私をOは誘ってきた。
「そんなに寂しいなら俺が抱いてやろうか。店は閉めるからホテルに行くか?」
誘われるままに私はOに、ついていった。そしてOに抱かれた。
セックスがしたかったんじゃない。
寂しかった。
人肌が恋しかった。
抱かれた理由は色々あるけど、大嫌いな自分を抱きしめてくれるなら、相手は誰でも良かった。
「おまえは何も悪くないよ。」
そう言って欲しかったんだと思う。
一度、そうなってしまえば、後はズルズル流されるだけ。
誘われるたびにOとホテルに行き、何度か関係を持った後、いよいよ金の要求が始まった。
ここまで書いて、昔、流行った安っぽい2時間ドラマのような展開に自分でも呆れる。
結果的に4000万以上、貢いだ、その始まりも2時間ドラマそのものだけど、
続きは、またにしようと思う。