今の段階ではアミロイドーシスではないようですが、痛みはあり、形質細胞は7%を超えています。

近い将来、形質細胞は10%を超えてくすぶり型となり、多発性骨髄腫へ進展する可能性はあります。

 

多発性骨髄腫になるタンパク質から毒素が出るため骨が溶出して、骨が脆くなってしまいます。

骨の治療方法としては今の段階では、ビスホスホネート系製剤を将来使用することとなります。

腹部の脂肪細胞から骨を形成する研究もおこなわれていますが、あくまでも研究段階です。

実用化までにはまだまだ時間は必要です。

 

ビスホスホネート系製剤を使用する場合、虫歯、歯槽膿漏などになっていると顎骨壊死してしまう

可能性があります。顎骨壊死してしまうとQOLが著しく損なわれますので、骨の治療を行う前に

歯科治療を済ませておくことが重要です。

 

2か月ほど前から、歯科医にかかり虫歯などのチェックを行い、治療を行っております。

 

将来、抗がん剤を使用することを考えると、肝臓、腎臓の機能を正常化にしておくことが

重要です。

腎臓については問題ありませんが、肝臓は脂肪肝になっており、あまり良い状況ではあり

ません。

体重を10㎏くらい落としたいんですが、コロナウイルスの影響で在宅勤務は続いており、

運動不足もあり、ここ1か月で1.5㎏から2.0㎏体重が増えてしまいました。

手足に痛みもあり、運動もしにくい状況です。非常にまずい。

 

今でも手足などに痛みはあり、痛み止めを服用しています。

多発性骨髄腫の抗がん剤の多くは副作用で末梢神経障害になるケースがみられます。

 

「ボルテゾミブ」と「サリドマイド」の他新た薬が出てきたことで、生存期間を長くすることが

できています。

プロテアーゼ阻害剤として「ボルテゾミブ」、「カルフィルゾミブ」、「イキサゾミブ」があります。

免疫調整、細胞増殖抑制として「サリドマイド」、「レナリドマイド」、「ポマリドマイド」があります。

分子標的薬剤、抗腫瘍活性、免疫修飾作用などとして「エロツズマブ」、「ダラツズマブ」、

ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤、「パノビノスタット」などがあります。

しかしながら、新薬での組み合わせはについてまだ知見が少なく、これからなのかもしれません。

 

また、アメリカでは多発性骨髄腫の抵抗性薬として「セリネクソール」はすでにFDAで承認されており、

耐性ができても治療を行うことができるようになってきています。

 

いずれにしても副作用は怖いですね。

 

まだまだ多発性骨髄腫の治療には課題はありますが、知見が増えてくればよりよくなってくれると思っ

ています。