先週末、大切な人がまた一人神さまに召され、帰天。
とてもちゃめっけのあるおばあさまでした。
大正生まれの彼女は、牧師婦人としてたくさんの証しをされ、イエス様のためにお働きになりました。
夏にガンの告知を受けられ、それでもなお、「クリスチャンとしての信仰」を貫かれました。
彼女の生き方は、我々を勇気づけてくれるものでした。
生前彼女は、着るべき時のために少しづつ準備を整えていらっしゃいました。
まるで今日のこの日を事前に神さまから告げられていたかのように・・・。
十字架の前に静かに眠る彼女は、自らが縫った白いお衣装を着ていました。
今日のこの日のために自ら手縫いでお作りになられたそうです。
襟元に控えめなレースが縫いつけてありました。
それが、とても彼女らしい、とてもよくお似合いでした。
会葬者に配られたメッセージには、彼女の略歴がありました。
今日のこの日の為に、彼女自身がまとめたものです。
祭壇には彼女の遺影が飾られています。
これも今日のために彼女が生前撮られたのです。
足をお悪くされしばらく礼拝をお休みされる日が続いた後、久しぶりにお顔を拝見した際、「あなたを見ると元気がでるわ」とおっしゃってくださったこと。
これは私が一番嬉しく思える言葉でした。
今日、前夜式(お通夜)へ参列いたしました。
故人が好きだったという賛美歌を、心を込めて歌わせていただきました。
「しずけき河のきしべを すぎゆくときにも
うきなやみの荒波を わたりゆくおりにも
こころ安し 神によりて安し
うれしや十字架のうえに わがつみは死にき
すくいの道あつむ身は ますらおのごとくに
こころ安し 神によりて安し」
「かがやくみくににて うきもなやみもなく
たのしきこえあわせ たえずともにうたわん
われらついに かがやくみくににて
きよきたみと ともにみまえにあわん」
この世での命は死という形で終わりをつげましたが、やがれ我々が召されて帰る神の国で彼女の魂は永遠の命となって生き続ける。
かならず会いに行きます。
そして、その時には何を話そうか・・・。
そう考えつつ、明日も私はあなたの歩んだ後を辿りながら、歩み続けます。
あなたの魂に神の栄光が表されますように。
あなたを見送ったご家族の上に、神の慰めがありますように・・・。
アーメン。