
以前、舞台で悪役をやりました。
最初はチョ~良い奴気取ってんだけど、実は実はな役。演じていてめっちゃ快感だったよ~。
役作りのために色んなもん見たなぁ。
いっちゃん研究したのが「微笑み」。悪い奴を全面に出した笑顔じゃなくてね、なんてぇのかなぁ?目の奥は笑っていないみたいな。でも、その目の奥の冷たい光ってのはいつも出していちゃいけないの良さ。声もソフトに。
子供の頃はヒーローに憧れたよ。かっこよいもんね。
でも、キャーキャー言わせるなら、黄色いキャーキャーより恐怖のキャーキャーの方が面白くね?キャーキャー言わせ甲斐があるって思うなぁ。だってヒーロー像って何処か固定されている感があるけど、悪者は引き出しが多ければ多いほど多様に演じることが出来るし、また演じることで新しい引き出しを発見できるもんね。
オイラにとって悪役ってロバート・デ・ニーロが演じたアル・カポネが印象深いな。彼は役に合わせて自分を変化させるスゴい役者だと思う。
「あんた、最近人相悪いね。目付きが悪いよ。」悪役に取り組んでいたときのオカンがオイラに向かっていったコトバ(笑)