先月のとある日。
総務課の先輩が「聖ちゃん、こんな請求書が来たんだけど、営業で何か工事した?」
内容は取引のない会社名で『パーテーション設置工事三万円』って書いてあった
オイラ「え~、取引のないトコですよねぇ。ってかパーテーションって一年も前に付けたじゃないですか。」
先輩「中間決算前に工事やら備品購入を詰め込みでやったじゃない、その中の一つかなぁ?」
オイラ「子会社とか請負会社とかですか?いや~、違いますね。パーテーションが必要な工事は一切やってないですもん」
先輩「そっかぁ、部長に確認してみるね」
オイラ「あれじゃないっすか?新手の架空請求(笑)」
で、数日後本社から社内回覧が回ってきた。
「最近、本社及びグループ会社へ架空請求書による振込め詐欺の事例がありました云々・・・」というような文面だったかな?
マジ!?
巧いよなぁ~。決算時のドサクサに紛れて、三万くらいのビミョーな金額を請求して振込ませるの。
企業相手なら、三万くらいなら高くもない額だし。しかもパーテーションなんて実際あるし(うちも設置してるし)
うちみたいな大企業なら何百って支店・営業所・子会社持っているわけだから、下手な鉄砲数打ちゃ当たるってね。
個人相手に振込め詐欺ってのも相変わらずです。
分かっちゃいるけど、相手は騙しのプロ。そのことを十二分に頭に入れて、振込んでくれってな内容のTEL、請求書は無視しましょう!それに「ご不明な場合はお電話を」と書いてあっても絶対こちらから連絡をしないように!その時点で相手の手中に墜ちたことになります。
また、そゆことがあったら振込まなくても、最寄りの警察署に情報提供をしましょう!
いかに刑法上の罪が軽かろうとも、犯罪は犯罪。ましてや人の善意や心配する気持ちを逆手にとるような、また弱い立場にある人々を陥れる一連の行為は、重罪です。
また、我々にはそのような思いがなくても、知らず知らずに加担している可能性もあります。
巧い話には裏がある。
肝に銘じておかなければいけません。