太陽系の惑星が増えたかと思ったら、今度は減りやがった。何でわざわざそんな事をしるのか?冥王星は確かに、他の惑星と比べると小さいし、軌道も一部海王星と重なるという。これが今回の惑星の定義に合わずに、格下げとなった。
1.太陽を周回し
2.自分の重力で固まって球状をなしている
3.その天体が軌道上で圧倒的に大きい
というのが、今回採択された惑星の定義である。
冥王星は[3]の定義を満たす事ができなかったのである。
1930年に発見されてから親しまれてきた太陽より最も外を回り、自らより大きい衛星(今回一時、惑星候補にもあがったカロン)を持ち、太陽からの距離は44億4千万キロメートルから73億9千万キロメートルまで変化する。質量は地球の500分の1。自転周期6日と9時間。公転周期は248年。
長く“水金地火木土天海冥”と親しまれてきた、太陽系の家族たち。
わいしょう
今回、末っ子の冥王星は、矮小(いかにも規模の小さいさま)惑星へ、養子に出されたのだ。
発見されてから76年。彼はまだ太陽の周りを1周していない。